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まとめサイト「アフタヌーンの部数が半分以下に」→公表前の不完全なデータに踊らされていた

アフタヌーンへの誤解が広まり、まとめサイトはアクセスが稼げました。

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 10月31日、2ちゃんねるに「【悲報】 月刊アフタヌーン わずか3ヶ月で部数が半分以下にまで落ちる 85000部→32000部」など、漫画誌「アフタヌーン」の部数に関連するスレッドが立ちました。スレッドに貼られたリンクを踏むと、日本雑誌協会のWebページに飛び、そこには同誌の印刷部数が3万2000部と記述されていました。この「3万2000部」という記述は、スレッド内で2013年7〜9月のデータとして紹介されていました。

 これが事実なら部数激減の一大事――複数の“まとめサイト”がこのネタに飛びつき、「アフタヌーン死亡www」などと騒ぎ立てました。

 しかし、日本雑誌協会は10月31日の時点で、問題となった7〜9月の部数を公表していません。同協会は後日、これを正式に発表し、アフタヌーンの該当期間の部数は「8万5000部」だったことが分かりました。

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日本雑誌協会の印刷部数公表ページより、「2013年7月〜2013年9月」におけるアフタヌーンの部数を表示した結果。

 2ちゃんねるに貼られたリンクは、未公表のWebページを何者かが探り当てたものだったのでしょう。騒ぎになった当時、日本雑誌協会のサイト内には同ページへのリンクが見当たらず、例年の部数公表時期から考えても不自然でした。そのため、未公表の不完全なデータである可能性は想像できたのですが……残念ながらまとめサイトの記事に注目が集まり、アフタヌーンへの誤解が広まる結果となりました。

 掲示板やSNSの怪しげな情報を事実のように書き、デマを撒き散らす「まとめサイト」が目に付く昨今――信じる前、拡散する前に、そのサイトが信用に足るのかどうか考える必要があるかもしれません。

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