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明治生まれの市電車両「名電1号」の里帰りプロジェクト始動

現在は札幌で「木製電車22号車」として保存中。

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 1907年(明治40年)まで名古屋電気鉄道が名古屋市内で使用していた26人乗りの市電車両「旧・名古屋電気鉄道 第1号電車」(略称「名電1号」)が107年ぶりに名古屋に帰ってくる。

名電1号 100年以上経って名古屋に里帰り

 「名電1号」はその後札幌電気軌道が購入し、1918(大正7)年に札幌初の路面電車「29号」として使用。1936年(昭和11年)頃まで札幌市民の足として親しまれていた。廃車後は保管・展示され、札幌市交通局に復帰すると「22号」と改番されイベントなどで運行。現在は交通資料館で「木製電車22号車」として保存されていた。

 今回、明治村開村50周年(2015年3月18日)を記念し、名古屋鉄道及び公益財団法人明治村は札幌市交通局の協力により、「名電1号」を期間限定で借り受けることになった。修理が必要ということもあり、11月29日から12月3日にかけて、札幌から海路と陸路で修理工場のある大阪府大阪市に輸送。名鉄創業120周年に合わせた2014年6月より博物館明治村(愛知県犬山市)にて展示・一般公開することになった。なお、2020年3月まで同村で展示されたのち、札幌の交通資料館へと返却される予定。

名電1号 栄付近を走る当時の勇姿をご覧ください

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