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艦これ提督的ウォーゲーム要務令「日本機動部隊」編弓道部の艦娘と戦いたい提督は購入急げ!(1/2 ページ)

12月8日は太平洋戦争開戦の日。例年に増して注目のこの日に真珠湾、珊瑚海、ミッドウェー、ソロモン、南太平洋と、主要な空母戦をウォーゲームで体感する!

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空母戦をシンプルルールと短時間で体感できる!

 時は西暦1941年12月8日。大日本帝国海軍の空母航空隊が真珠湾に停泊中の米艦隊に攻撃を開始した。それから72年後の日本は、130万人を超える提督が美少女と化した日本海軍の艨艟(もうどう)たちと仲むつまじく日夜戦い続ける軍事大国に成長した。

 全国130万の艦これ提督諸君! 艦娘のことをウィキペディアや艦これまとめWikiで調べるうちに「真珠湾攻撃で第2次攻撃をやっていれば」とか「ミッドウェー海戦で雷爆換装をしていなければ」とか思うようになったりしていないかな! なったりしたか! よおぉぉぉし! おじさんはうれしいぞお!

 そういうことならば、ボードウォーゲームで艦隊を指揮してみないか。え、ウォーゲームって、無駄に複雑で難しくてやたら時間がかかる廃人限定のゲームでしょうっと。いや、それは大いなる誤解だ。シンプルなルールと1〜2時間の常識的な時間でできるウォーゲームもたくさんある。

 空母戦なら、国際通信社の「日本機動部隊」がいい。空母や戦艦、巡洋艦は1隻1ユニット艦名入りで登場するし、シナリオには珊瑚海海戦からミッドウェー海戦、そして、秋イベントで登場した海域名の元ネタになった「イーストソロモン海戦」(第二次ソロモン海戦)と「サンタクルーズ諸島沖海戦」(南太平洋海戦)があるから、「翔鶴」「瑞鶴」姉妹や、大人びた「赤城」「加賀」姉さんたちに元気のいい「飛龍」「蒼龍」コンビを指揮して空母戦ができる。もちろん、「金剛」型高速戦艦4姉妹や「愛宕」「高雄」の“どっかん”重巡コンビで激しい夜戦やヘンダーソン飛行場の艦砲射撃も行えるぞ。

 ルールもシンプルで、かつ、チュートリアルのミニシナリオで少しずつ覚えることができる。最初のチュートリアルシナリオは「真珠湾攻撃」だ。おお、奇遇にも、きょうは12月8日! ということで、ちょっと一緒にやってみようか。


マップは1941年12月7日朝の真珠湾を再現している。米戦艦を配置して、攻撃に参加した空母航空部隊を用意する。航空隊ユニットは1ユニットで9機。第一次攻撃隊は爆装(800キロ徹甲爆弾搭載)の九七艦攻5.5ユニットと雷装の九七艦攻4.5ユニットが登場する。このシナリオでは航空隊で軍艦を攻撃するルールを覚える(写真=左)トラトラトラ! ワレ奇襲に成功せり。第一次攻撃隊は、5機の喪失で戦艦を1隻撃沈し、2隻を中破した(写真=左)。第2次攻撃隊は九九艦爆9ユニットで攻撃。戦艦4隻撃沈の戦果を挙げた(写真=右)


著名な海戦のミニシナリオでルールを段階的に把握する

 ミニシナリオには、真珠湾攻撃のほかにも索敵ルールを覚える「マレー沖海戦」や水上砲雷撃戦ルールを覚える「スラバヤ沖海戦」を用意している。

 日本機動部隊の索敵ルールは、マップにおいた本物の艦隊ユニットとダミーのユニットの中から本物の艦隊を見つける仕組みになっているが、索敵をするたびに引くチットの内容によっては「艦種誤認!」が発生して、珊瑚海海戦のような「空母と思ったらタンカーだった」という状況や、ミッドウェー海戦のように「空母がいないと思ったら空母がいた」といった状況が発生する。

 砲雷撃戦のルールは、昼間海戦で射程の長い艦種(戦艦>重巡>軽巡>駆逐艦の順で射程が長い)だけが砲撃ができて、両方のプレイヤーが合意すれば次に射程の長い艦種が攻撃できる一方で、夜戦になったら、すべての艦種がいきなり最初から攻撃に参加できるだけでなく、「日本の駆逐艦」は攻撃力が2倍(!)になったりするなど、艦これにおける戦闘の流れと共通している。


ダミーユニットを使った索敵ルールは、索敵を行うときにチットを引いて、その結果に合わせて相手にユニットの内容を「報告」する。チットに内容によっては間違った報告をしてもいいため、索敵報告の判断が重要になってくる(写真=左)。砲雷撃戦は昼間と夜戦でルールが異なる。昼間は射程の長い艦でないと攻撃に参加できないが(写真=中央)、夜戦では、いきなり駆逐艦の雷撃で敵主力艦を抹殺することも可能だ!(写真=右)


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