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艦これ新サーバ群“戦歴的”プロフィール「幌筵泊地」編いやー、地図で見てびっくりだよ

艦隊これくしょんの第15サーバ群として「幌筵泊地」がまもなく稼働する(ひょっとすると今日にも)。みんな、幌筵の読み方と場所を知っているかーい。

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ごらんあれがカムチャッカ半島、北のはずれもいいところ

 日本海軍の泊地で北方海域にあるところというと、「単冠(ひとかっぷ)湾」という地名が有名だ。先に稼働した第14サーバ群「単冠湾泊地」は真珠湾を攻撃する空母部隊が出撃前に集結した場所として知られているが、艦隊の出撃地として使われたのはこのときだけで、北方海域の主要な根拠地は第15サーバ群として稼働する「幌筵(ぱらむしる)泊地」だった。

 語感的に、“ひとかっぷ”湾は北の果てにある秘境、という感じがするが、じつは北海道にほど近い択捉島にあったりする。一方、幌筵は、字面的に「なんか、札幌の近くなんじゃね?」と思いがちだが、地図で調べてびっくり千島列島北の端という、なんとも遠く離れた地にある。北方四島なんかメじゃないぜ。ちなみにボードウォーゲーム「Pacific Theater of Operations」(TSR/SPI)のマップでは、幌筵から横須賀まで8へクス、幌筵からアッツ島までも8へクス。すぐ北にはソ連のカムチャッカ半島が迫っている。

ボードウォーゲーム「Pacific Theater of Operations」(TSR/SPI)のマップで幌筵泊地とアッツ島、キスカ島、そして、横須賀鎮守府の位置関係を確認する。下北半島の付け根に「Kamaishi」とあるが、場所的には大湊警備府になる

 北海道からも遠く離れた幌筵を拠点に、北方海域で戦ったのが第五艦隊だ。南の海で戦う印象が強い太平洋戦争だが、北の海でも、「ダッチハーバー空襲」「アッツ島キスカ島攻略」「アッツ沖海戦」「アッツ島玉砕」「キスカ島撤退作戦」などなどの戦いがあった。

 ただし、もともとアッツ島とキスカ島の攻略も、一時的なもので冬前には撤収するはずだったのが、ミッドウェー作戦の失敗で“実績作り”のために駐留を延長したという事情がある。そのおかげで、後々、アッツ島の悲劇とキスカ島撤収の苦労が起きることになる。

 太平洋戦争が始まったとき、第五艦隊の戦力は実質的に軽巡洋艦「木曽」「多摩」で構成する第21戦隊のみだったが、アッツ島キスカ島攻略作戦では、旗艦の重巡洋艦「那智」のほか、第4戦隊の重巡「高雄」「摩耶」、第4航空戦隊の軽空母「龍驤」「隼鷹」、第1水雷戦隊の軽巡「阿武隈」に第6駆逐隊「暁」「響」「雷」「電」、第7駆逐隊「潮」「曙」「漣」、第21駆逐隊「若葉」「初春」「子日」「初霜」が加わった、艦娘メンバー的にもにぎやかな大所帯(駆逐艦も全部カバーしている!)になっている。

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