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漫画家の竹宮惠子さん、京都精華大学の学長に就任

マンガ学部があることでも有名な京都精華大学の学長に、漫画家の竹宮惠子さんが来年度から就任します。

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 「風と木の詩」「地球へ...」など描いた漫画家の竹宮惠子さんが、来年度から京都精華大学の学長を務めます。同校が12月7日の学園理事会で決定し、発表しました。任期は4月1日から4年間の予定です。

竹宮惠子

 京都精華大学は「マンガ学部」を2006年から設置していることでも有名な大学で、竹宮さんはこれまで同学部の教授を務めてきました。現職の坪内成晃学長が3月31日に退職することに伴い、専任教職員全員が等しく投票権を有する本学学長選挙を行った結果、竹宮さんが学長に選出されました。

竹宮惠子さんによる就任のあいさつ

 思いがけないことになり、自分で役に立つのか心配しながらの就任となりました。京都精華大学は他大学と違うところがたくさんあり、今回の自由選挙についても「珍しい」と思われた方も多いと思います。職員も教員も平等に選挙権を持ち、従って、学長も一般の教員も大きな差がないのがこの大学の特徴です。

 ご多分に漏れずこの大学も改革を求められておりますが、私がマンガ家であり、実務をこなす業界にいたことが役に立つとすれば、良きにつけ悪しきにつけ結果を出し、その結果を持って次に踏み出すという極めてわかりやすい方法論と、高い理想を掲げて、その理想からのトップダウンを目指す体質であるということでしょうか。

 マンガ学部のことだけではなく大学全体のことを目配りする立場になり、他分野についてはまだよく知らないことも多いのですが、知らないということは「素直に学べる」ということでもありますから、各分野の方々にしっかり相談して前進して行きたいと考えております。皆様のご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。


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