Kindleストアでもし自分の同人誌が「無断」で売られていたら……? どうしたらいいかAmazonに聞いてみた
現状では1つ1つAmazonに報告するしかないもよう……。
ライトノベル「ふぁみまっ!」のイラストなども手がける、イラストレーターの鶴崎貴大さん(@w_takahiro)がTwitterで、「自分の同人誌が勝手にamazonのkindleで売られてるんだけどこれどうしたら良いの……」とツイートし、話題になっています。
問題となっているのは、鶴崎さんが発行していた「艦これ」同人誌のKindle版(※リンク先アダルト注意)。著者名にもしっかり「鶴崎貴大(著)」と記載がありますが、ツイートでも指摘されているとおり、どうやら鶴崎さんに無断で電子書籍化され、販売されているもののようです。
出版社名は「2DBOOK-LOAD」となっており、どうやらココが「無断販売」の元凶ではないかと推測。Twitterでは「なにこれこわい」「これってスゴイ厄介ごとなのでは……」といった反応もあったほか、なんと「調べてみたら自分の本も無断で販売されていて現在申し立て中」という人も見られました。また同様のケースは以前から海外のKindleストアでも頻繁に指摘されているようです。
もしもこうしたケースを発見した場合どうすればいいのか、また未然に防ぐ方法はあるのか、今後販売者側に何らかのペナルティーはあるのかなど、Amazon側に問い合わせてみました。
個別具体的な事例についての回答は控えさせていただきます。
関連のケースの対応プロセスについては以下のページをご参照ください。
――とのこと。残念ながら詳細な回答までは得られませんでしたが、「知的財産権侵害についての申し立てとその手続き」を見るかぎり、現状では、自分が権利者である場合は「オンラインまたは書面で申告」、購入者側である場合は「カスタマーサービスに連絡」し、Amazon側の対応を待つしかないようですね。
誰でも簡単に電子書籍を出版できるのがKindleダイレクト・パブリッシング(KDP)のいいところですが、こうした「海賊版」まで簡単に販売できてしまうのは困りものです。この件について指摘した、ブログ「きんどるどうでしょう」のエントリ「同人関係者は要注意!あなたの本、Kindleで勝手に売られるかも! ※『艦これ』の薄い本でトラブル発生中デース」に寄せられたコメントを見ると、「KDPでの販売主体はAmazonのはずだから完全に加害者なんだけど、どうやらその意識がないらしい」「Amazonが取り締まりをきちんとできないとマーケット自体が汚染されて使い物にならなくなりますね」など、Amazon側の早急な対応を望む声も多くあがっていました。
追記:無事にストアから削除されたようです
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