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家入一真さんはなぜ出馬するのか 会見に堀江貴文さんも出席 選挙活動は「ネットを使い切ります」東京都知事選

「居場所がある街・東京を作る」など政策を語りました。

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 起業家の家入一真さんが1月22日、記者会見し、東京都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)に出馬することを表明しました。会見には、家入さんに供託金を貸したという堀江貴文さんも同席。会見の模様はニコニコ生放送でライブ配信されました。

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「写真撮っていいですか?」とiPhoneを取り出す

なぜ立候補

家入 きっかけはTwitter。1000リツイートで都知事選出馬するって言ったら、1000件以上リツイートされて後にひけなくなった。でも僕自身、1000リツイートいくと思っていましたし、(都知事選に)興味があった。今年に入って、出馬のための事前審査の締め切り1日前に出ようと決めた。

堀江 都知事選を見ていると、立候補予定者はおじいさんばっかりなんで、どうなのっていう話しがあって。僕も「出ないの?」とか言われて。僕は1年9カ月社会にいなかったもんで、もうちょっと自由を満喫したい。(自分より)もっと若くて、会社経営のセンスもあって、弱い者の気持ちもわかる、実行力もなさそうである、彼みたいなタイプが良いんじゃないかと思っている。泡沫とかいう人はいるが、そんなことはない。若い人にとっては有力な選択肢ではないか。

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堀江貴文さんも出席

若い人に居場所を

家入 僕自身は会社(paperboy&co.)を21歳のときに起業しまして、その後いろいろな会社を作りながら、今は若者のためにシェアハウスを作ったりしています。そこから生まれたBASEというサービスは店舗数で楽天を抜く勢いです。なにもできない子たちだったけど、急成長して、サイバーエージェントから2億円を調達しました。そういうことをやっています。

 僕は中2のときいじめにあって引きこもりになった。18歳まで家のなかで過ごして、学校に行かず、インターネットをやっていた。引きこもりで鬱状態だったんですけど、今の世の中にも当然僕みたいに、行き場所のない子どもたちがいっぱいいるんですよね。

 これまでは行政とかに頼らず、居場所を作ることで、そういう人たちが助けあって生きていく共同体を作っていくことをしてきました。でも共同体とか居場所をつくるにしても、政治で無関心でいることはいられないなと思ったんです。

 今は選挙や政治が政治家のものになっているけど、本来はもっと身近なものだったはず。僕らからすると遠いものに思えてしまっている。言ってることも刺さらないし、よく分からないし、興味もてないですよね。政治とか選挙を身近なものに、取り戻していこうぜと思っている。

政策は?

家入 3つある。(1)居場所がある街・東京を作る、(2)仕事や遊びがとことん楽しめる、遊べる街にする、(3)政治をもっと身近にする。インターネットを使って、政治に参加したくなる街にしたい。

 選挙では面白い手法を取り入れたい。お金がほんとにないので、街頭演説とかもできないんだけど、24時間ずっと生放送しようかな。ずっと放送していくなかで、みんなで政策を作っていこうぜと。

 既存の選挙や政治をハッキングする・乗りこなして撹乱(かくらん)することで新しい動きを作っていけるんじゃないか。戦わないやさしい革命を起こすと面白いんじゃないかと思っています。

 最後に知名度やお金もないですが、優秀な仲間とネットの向こう側にいろんな思いを抱えている若い子がいるので、そこ子たちが応援団として応援してくれば、クラウド選挙対策本部ができるんじゃないか。

 ネットを使い切ります。こんな選挙の仕方ってありなのってところまでもっていく。

ネットをやらない人へのアプローチは?

家入 ネットに引き込めばいいんじゃないですかね? ダメですかね。ネットをやんないとこれから厳しいと思うんですよ。これを機にネットに来ればいいんじゃないですかね。


 ニコニコ生放送では家入さん以外にも、細川護煕さんや舛添要一さんなど立候補予定者の会見をライブ配信する予定。それぞれの番組の配信時間などは特設サイトで確認できます。

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