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「パタリロ」幻のエピソード「マリネラの吸血鬼」が文庫50巻で復活 約30年ぶり

そもそもなんで幻だったの? 白泉社の担当者さんに聞いてみました。

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 3月14日発売の文庫版「パタリロ」50巻(白泉社)に「30年間幻の作品となっていた」というエピソード「マリネラの吸血鬼」が収録されました。作者の魔夜峰央さんもTwitterでこの件について触れ「実に久しぶりに再録されます。はずされた経緯も書き下ろしで説明しておりますので、ぜひご一読を」とコメントしています。

 「マリネラの吸血鬼」は、30年以上前に発売された「パタリロ」のコミックス第4巻に収録されていました。白泉社の担当者によると、あらすじがアガサ・クリスティの短編「ラジオ」を踏襲したものだったため、その後は別のエピソードに差し替えられて4巻の発行は続き、そのまま幻となっていたそうです。

 今回、文庫版が“50巻”という節目を迎えるにあたり、英Agatha Christie社に確認を取り、収録できるようになったとのこと。文庫版50巻には当時のいきさつを語るページも載っているそうなので、「パタリロ」ファンは要チェックですよ!

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