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第86回アカデミー賞で7冠に輝いたSF映画「ゼロ・グラビティ」について、宇宙技術開発株式会社(SED)がサイトに約9000字の解説文を掲載しています。主に、実際の宇宙との違いを紹介しているのですが、「素晴らしい解説」「野暮ではないツッコミ」「創作への愛がある」と評判になっています。
執筆者は、宇宙環境や有人宇宙開発に詳しいというSED社員。同作を、「宇宙空間での描写を描いた映画の中では間違いなく一番良い出来」と評価した上で、「軌道傾斜角度の違い」「スペースシャトルの飛行姿勢が誤っている」など、全30項目にわたって疑問点を解説しています。
ガチな説明もあれば、「(宇宙服を脱ぐとセクシーな下着姿になるシーンについて)忠実に再現すると野暮ったくなるので、ここは気にしないのが一番です」といった配慮ある記載もあり、とても勉強になります。
こうした解説の狙いについては、「どこまでが真実で、どこを映画用に脚色したかを理解して見ると、より楽しむことができる」「映画を通じて、宇宙機の仕組みや運用などを知ってもらい、自分でもさらに調べてみたいと思うきっかけになれば良い」と説明しており、近日中にさらなる修正・補足を予定しているそうです。
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