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ノルウェーの都市・トロンハイムに敷設されている、長い坂道で自転車乗りを運んでくれる自動リフト「Trampe」が便利そうです。自転車から降りずに片足をリフトのプレートに載せるだけで、坂を楽に登れちゃいます。
「Trampe」はスキー場のリフトを地面に埋め込んだようなもの。坂の下の発車所から上まで溝のようなレールが伸びていて、そこをプレートが秒速1.5メートルで進んでいきます。利用者は自転車にまたがったまま左足を左のペダルに、右足をプレートに載せることで、プレートに押し上げられながら坂を登ることが可能です。
利用者は好きな地点でプレートから降りられ、足を離すと同時にプレートがレールの中へ引っ込む作りになっています。このようにして利用者を運ぶ時以外でプレートが地表から出ることはないので、坂道の障害になることはありません。
トロンハイムにあるのは1993年から設置されているプロトタイプで、レールの長さは130メートル、1時間に最大360人運んでくれるそうです。利用者の41%がリフトのおかげで自転車に乗る機会が増えたとのこと。観光客にとってはもっとも人気なアトラクションの1つとなっています。確かに楽しそうだから1度乗ってみたい!
2013年に新しい安全規格へのアップグレードを終え、新たな産業用Trampe「Cyclo Cable」が国際市場に展開されました。世界中の坂道に設置され、車の代わりに自転車利用者が増加すれば、地球温暖化対策にもつながるかもしれません。
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