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「フィギュアは児童ポルノではない」 ブログ削除騒動めぐって抗議署名をGMOメディアに提出

ガレージキットサークルのブログに児童ポルノの疑いがあるとして運営元のGMOメディアが削除を通告した件で、反対する署名活動が行われました。

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 GMOメディアのブログサービス「teacup.ブログ“AutoPage”」がフィギュア(ガレージキット)関連ブログに「児童ポルノもしくはそれに類する疑いがある」として削除を通告していた件で、4月9日に抗議の署名1118人分が同社に提出されました。

 この騒動は3月31日に、Autopageを利用したガレージキットサークルのブログに対して、運営元GMOメディアから「4月10日にブログを削除する」という一方的な通告が届いたことが発端。同社は削除理由を「児童ポルノまたはそれに類する疑いのある内容」があると外部機関から指摘があったためと説明していました。これに対し「現行法では実在する児童を用いない創作物は児童ポルノではない」と指摘する声が上がり、表現規制だといった批判が寄せられていました。経緯についてはTogetterの「ガレージキットは“児童ポルノ”? 『外部機関の通告あったのでブログ近日削除』の通告が管理者より届く」でまとめられています。


Change.orgの賛同者募集ページ

 これを受けてネット署名サイト「Change.org」で「フィギュアは、児童ポルノではありません。」と題した抗議署名の募集が行われ、フィギュアを愛する人や表現の自由を守ろうとする人たちの協力もあり、わずか1週間ほどの短い期間で1118人分の署名が集まりました。

 署名の発起人であるフリーライターの廣田恵介さんはGMOメディアに抗議署名を提出した後、自身のTwitterで、フィギュア関連ブログに児童ポルノの疑いがあると指摘した「外部機関」はGMOメディアの「広告主」であることが分かったと伝えています。

 抗議署名を受け取ったGMOメディアにコメントを求めたところ、広報担当者は「今回の案件に関しては個別に話し合いを進めているので、コメントは差し控えさせていただきます」と述べていました。

 該当するブログの削除については1週間の延長が伝えられたようですが、抗議署名を受け取ったGMOメディアの今後の判断に注目が集まりそうですね。

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