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【悲報】世界最長の「ピッチドロップ」実験、9滴目が落ちる前にちぎれる

そして新時代へ。

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 1927年にスタートした世界最長の実験「ピッチドロップ」。先日、14年ぶりに9滴目が落下しそうだとお伝えしましたが、予想外の展開を迎えていました。なんと、ビーカーの交換作業中に9滴目がちぎれてしまったのです。豪クイーンズランド大学は4月24日、ピッチドロップ実験は「刺激的な新時代(exciting new era)に入った」と発表しました。


ライブ映像より

 実験を24時間中継しているサイトを見ると、確かにビーカーが新しくなり画面がとてもすっきりしています。そして、右下に1〜9滴目の入った旧ビーカーが置かれています。

 同大学のアンドリュー・ホワイト教授は、前任者のジョン・メインストーン教授と長年、次の80年に向けた実験環境について議論しており、先日ビーカーを交換することを決めたそうです。しかし、いざ作業を始めて、ガラス製のカバーを外したところ、木の台がぐらつき9滴目がちぎれてしまったとのこと。

 ホワイト教授は、次の落下が起こるまでの期間に純粋に興味があるとしています。「バルブができるまでに一体何年かかるのか。従来の8年サイクルに戻るのか、新しい13年サイクルが続くのか、それらは未解決の問題だ」

これまでの記録

1927年 実験開始

1930年 漏斗(ろうと)の下部を切る

1938年12月:1滴目

1947年 2月:2滴目

1954年 4月:3滴目

1962年 5月:4滴目

1970年 8月:5滴目

1979年 4月:6滴目

1988年 7月:7滴目

2000年11月:8滴目

2014年 4月:9滴目(折れる)


2年間を高速再生した動画(2012年4月〜2014年4月)

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