プロの力士はもはや違う生物 関取とユーザーが立ち合う「わんぱく土俵祭り」で相撲取ってみた:ニコニコ超会議3(1/2 ページ)
一般人が力士と向かい合うと、諦めのあまり笑いがこみ上げてきます。
まわしを着け、土俵に上がり、本物のプロの力士にバッチーンと体当たり。ニコニコユーザーが現役関取と取り組みができる、ニコニコ超会議3のイベント「わんぱく土俵祭り」で本物の関取と相撲を取ってきた。観客としてこんなに近くで力士を見られるだけでも貴重なのに、まわしまで取り合えるなんて人生でまたとない機会だ。
参加できるのは抽選に当たった5人のみ。20人強の中から運良く自分も当たりくじを引くことができた。ま、まさか当たるなんて……。うれしいけど、1時間後には力士たちと戦うなんて、ぜんぜん心の準備できてないぞ。残りの4人と一緒に緊張を抱えながら、まわしを着けに控室へ。
股間に初めてのまわし
当たった5人はみんな相撲は初めて。勝手が分からないのでまわしをプロの関取さんに着けてもらう。わーい、豪華すぎる。直接肌には着けず、黒いスパッツの上から回す。1本の長い反物をまたぎ、背中で折り、腰にぐるりと4周。普通の力士も普段は4周回すそうだ。「痩せすぎているから全然かっこよくならないな」と、筆者に着けながらつぶやく関取さん。
力士さんが引っ張りあげ、股間にキュッと引き締まる瞬間、「おぅっ」て声を上げてしまう。締め終わったあとの履き心地は、股間あたりはほどよく余裕があって快適。お尻は常に締め付けられている窮屈さがあって、個人的に抱えている切れ痔には少しヒリヒリ来た。これがまわしを巻く感覚か……「思った以上に快適ですね」と、ほかの参加者たちと具合の良さを称賛しあう。
本番直前。みんなで首やら腰やら回しながら苦笑いで勝負の時を待つ。観客の目線、土俵、力士との取り組み。初めてだらけのことで緊張するのもしょうがない。試合は、1人の関取に対し参加者が1人ずつ取り組んでいき、最後は5人全員でぶつかっていくというもの。こちらを3人の関取に行う。1人につき6番……体力持つかなぁ。
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