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朝の読書推進協議会が、「朝の読書」実践校を対象に調査した人気本の2013年度ランキングを発表した。小学生は「かいけつゾロリ」、中学生は「図書館戦争シリーズ」、高校生は「物語シリーズ」がそれぞれ1位を獲得した。
調査期間は、2013年4月から2014年3月末。同協議会では2007年から実際に学校で読まれている本についてまとめており、2013年度は小中高生ごとの各20位までを発表(PDF)している。TOP5は以下の通り。
小学生
- 1位 「かいけつゾロリ」(原ゆたか)
- 2位 「怪談レストラン」(松谷みよこ 責任編集)
- 3位 「学研まんが新ひみつシリーズ」
- 4位 「ミッケ! ジーン・マルゾーロ」(ジーン・マルゾーロ)
- 5位 「科学漫画サバイバルシリーズ」
- 5位 「ミルキー杉山のあなたも名探偵」
中学生
- 1位 「図書館戦争シリーズ」(有川浩)
- 2位 「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉)
- 3位 「空想科学読本」(柳田理科雄)
- 4位 「ビブリア古書堂の事件手帖」(三上延)
- 5位 「ぼくらシリーズ」(宗田理)
高校生
- 1位 「物語シリーズ」(西尾維新)
- 2位 「探偵ガリレオシリーズ」(東野圭吾)
- 3位 「カゲロウデイズ」(じん)
- 4位 「ソードアート・オンライン」(川原礫)
- 5位 「ビブリア古書堂の事件手帖」(三上延)
同協議会によると、「かいけつゾロリ」「怪談レストラン」などは小学生間で毎年上位に入っており、中高生ではその年のベストセラーやメディア化した作品が支持される傾向があるという。出版社別ではKADOKAWAが小学生2作品、中高生25作品で最も多かった。
「朝の読書」は、1988年に千葉県の私立高校教師が提唱した読書推進運動で、1994年よりトーハンが支援する形で全国に広まっている。実施校は2014年5月現在で、小学校1万7170校、中学校8658校、高校2215校の計2万8043校に上り、約970万人の児童・生徒が参加している。
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