「生産者(国)がどういう訳かラベルに表示してありません」 イオン、セブン−イレブン店舗の「不適切表示」に抗議
ネットに写真が出回っていたセブン−イレブン店舗の販促物をめぐり、セブンイレブン・ジャパンはイオンに対して謝罪した。
「イ○ンのT○PVALUは原産国、生産者(国)がどういう訳かラベルに表示してありません」――このような販促物がセブン−イレブンの店舗に掲示されている画像がネットで出回っていた件で、イオンはセブンイレブン・ジャパンに抗議し、謝罪を受けたと先ごろ発表した。
問題の画像は5月初旬にネットに投稿されたもの。販促物には先の文章に続けて「それに対してセブンプレミアムは生産者が明記してあります。しかもほとんどの商品が大手メーカー製です。安心してお買い求め下さい」と書かれ、しょうゆやマヨネーズなどが例に挙げられていた。
イオンの調査により、この販促物が実際にあるセブン−イレブンの店舗内に掲示されていたことが判明し、同社はセブンイレブン・ジャパンに抗議した。販促物で例に出ていた商品は法律に基づく原産国表示の義務がないにもかかわらず、「表示出来ない何らかの理由があるのではないか」との誤解を与える恐れがあるとしている。セブンイレブン・ジャパンからは、当該の販促物はフランチャイズ店オーナーが独自に掲示したもので、撤去済みとの回答があり、おわびもあったとしている。
あわせて、イオンは商品の表示についてあらためて説明。トップバリュはイオンが商品の開発から販売、顧客の意見への対応まで全責任を持っているため、商品のラベルには「販売者:イオン株式会社」と「トップバリュお客さまサービス係の電話番号」を記載しているとしていると述べている。世界中から最適と判断した工場に製造を委託し、製品の品質や製造工場の管理体制について「安全・安心」を確認しているとも。
またトップバリュのブランド刷新に伴って、「商品がどこで作られたか知りたい」という声に応え、新規製造の商品から順次、製造所所在地の都道府県名を商品パッケージ裏面に記載しているという。
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