山崎製パンのおなじみ「ランチパック」。そのおいしさと手軽さゆえ、お世話になっている方も多いはず。味のバリエーションが多いのもうれしいですよね。そんなランチパックですが、新商品のなかに「何味か分からない」と話題になっているものがあります。その名もずばり「シュラスコとムケッカ風」。
ランチパックの公式サイトで「白いパンにはシュラスコ風フィリングを、全粒粉入りパンにはムケッカ風フィリングをサンドしました」と説明されていますが、完全に「はじめまして! あと日本語でいいよ!」状態。おもわず真顔になってしまいました。正直なところ文章からは味が伝わってこない……ということで実際に確かめてみることに。
そもそもシュラスコとは肉のかたまりを串刺しにして焼いた豪快な中南米の料理。もうすぐブラジルでサッカーのワールドカップが開催されることから、「ブラジルのグルメといえばシュラスコ!」的なノリでテレビなどでも取り上げられ、最近目にする機会が増えました。しかしシュラスコをサンドイッチにするとは――いざ実食。
おおっ、とりひき肉と牛ひき肉のミートソースですね。そしてエキゾチックな香辛料がふわりと鼻に抜けていきます。かといってスパイシーなわけではなく、甘味が強いのでペロリと1枚食べてしまいました。遠足の時、お母さんがお弁当にいれてくれたミートボールのような、どこかなつかしい味がします。大人だけじゃなく子どもたちも気に入ってくれそう。
一方、茶色がかった全粒粉入りパンの間からチラリと見える赤いソースが「ムケッカ」らしいです。こちらは筆者が知らなかったので調べてみたところ、ブラジル・バイーア地方の郷土料理とのことでした。新商品のテーマはブラジルだな! と確信したところで、実食。
口に入れた瞬間、目の前に広がる海。すけとうだらの風味をギュッと凝縮しており、同時にトマトやたまねぎ、ピーマンの甘味が感じられます。「ムケッカ」とはトマトと魚介をコトコト煮込んだシチューだったんですね。初めて食べたけど、ムケッカおいしいよムケッカ! (もうムケッカって言いたいだけ)
いやぁー、1袋で2品分の料理、しかも肉と魚が両方味わえるのでかなり満足感がありました。そしてなによりブラジル料理は日本人の口にあうようです! なんかうれしい! ワールドカップブラジル大会の観戦中に小腹が減ったら、このランチパック「シュラスコとムケッカ風」を食べて、遠い異国にいる選手たちに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
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