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ふくろうカフェでもっふもふしてきたよ! ん? これは天使かな?

オーナーさんが深い愛情をもって育てたふくろうたちの魅力にメロメロ。はぁーたまらん。

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 「ハリー・ポッターのテーマパークがオープンすることだし、私もそろそろヘドウィグみたいなふくろう飼わなきゃ」――そんな使命感にかられているマグル(普通の人間)の方もいらっしゃるのではないでしょうか。何を隠そう筆者もその1人です。でもいきなり猛禽(もうきん)類をペットにするなんてハードルが高い……。まずは触れ合うことから始めてみようじゃないかというわけで「ふくろうカフェ」におじゃましてきました。

 「ふくろうカフェ ふくろうの森」はJR東海道線平塚駅から徒歩3分ほどの場所にあります。昼12時に開店すると聞いて来たのですが、午前11時45分の時点ですでにお店の前には人の姿が。行列のできるふくろうカフェ……期待が高まります。

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 6月1日にオープンしたばかりの同店は清潔感のある白い壁、ぬくもりのある木のテーブルが並ぶ、明るい雰囲気のカフェ。コンセプトは女性の癒しの場ということで、やはり女性客が多いとのことですが、男性1人でふらりと来店するリピーターもいるそうですよ。お店に入ると、壁沿いにさまざまな種類のふくろうたちがずらりと待機していました。台の上にちょこんと乗って穏やかに私たちを出迎えてくれます。かわっ、かわええええ!

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目と目が合う〜

 はやる気持ちを抑えつつ、まずはテーブルでカフェの利用説明を受けましょう。ここでは1人1時間の入れ替え制となっており、1080円(税込)でワンドリンク、そして好きなふくろう1羽と5分間触れ合うことができます。この「触れ合う」とは腕や肩に乗せることを指しており、なでるだけならば何羽でもオーケー。しかし力強くなでたり、かわいいからといって同じ子をずっと触り続けたり、寝てるところを起こしたりしてはいけません。特にがっしりとホールドされるのを嫌がるそうなので注意しましょう。フラッシュをたかなければ写真撮影も可能です。

 手を消毒し、早速ふくろうと人生初の触れ合いをしてみたいと思います。店内には常時20羽ほどおり、どの子を選んで良いのか非常に迷います。そんな私に若い店長さんが「うちの人気ナンバーワンです!」と「つくしちゃん」(ウラルとモリフクロウの雑種)を紹介してくれました。つくしちゃんの大きくてつぶらなおめめ、丸っこいフォルム。天使かな。「失礼します……」と恐る恐る手を伸ばして触ってみると、頭の部分がたんぽぽの綿毛のようでふわっふわ。世の中にこんなに優しくて暖かくて柔らかいものがあるのかと幸福な気分になりました。これがナンバーワンアイドルの実力です。

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右から、つくしちゃん、のんちゃん、ももちゃん

 ほかにも、ナンベイヒナフクロウのマルルちゃんは茶色い羽根でまだあどけない表情。スピックスコノハズクのマーブルちゃんは手のひらにすっぽりおさまるサイズ感がたまりません。アフリカワシミミズクのサニーちゃんはキリッとした表情とピンと立った耳のような飾羽がクールです。ベンガルワシミミズクのトトちゃんも大らかな安心感があって……触ってみると極上のシルクのような肌触りです。お客さんに話をうかがうとリピーターにはそれぞれ「推しメン」がいるそうです。同じ種類のふくろうでも個体差がかなりはっきりしており、みんな違って、みんないい。筆者はどの子が1番か選べないので箱推し決定です。

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マーブルちゃん
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トトちゃん
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サニーちゃん

 みんな魅力的だなぁーと一通りもふもふを堪能していると、今日で2回目の来店になるという女性が肩にタオルをかけ、ヨーロッパコノハズクのきっぽちゃんを乗せていました。ちんまりと大人しく座っています。幸せそうな表情を浮かべる女性客の姿と相まって、ここが天国だ! という光景です。

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ちんまり

 ニヤケ顔で見守っていた筆者を気の毒に思ったのか、店長さんが「マッキーを腕に乗せてみます?」と提案。マッキーは男装の麗人のような凛々しさがあります。店長さんいわく「天海祐希タイプです(笑)」。なるほど、つくしちゃんのようなかわいい系からタカラジェンヌ系まで幅広い人材(ふくろう材?)がそろっているんですね。たまらん。

 さて、左手に革製のグローブを装着しました。マッキンダーワシミミズクのマッキーは爪が鋭いので、痛いんじゃないかなーと内心ドキドキしながら腕を差し出します。さぁ、来いマッキー……の、乗ったー! 脳内で「グリフィンドール!」という声が響き渡ります。最高の気分です。

 しかし、ずっしりとした重みに耐え切れず、まだ30秒ぐらいしか経っていないのに腕がピリッとしびれ出しました。5分間の触れ合いタイムは女性にはちょっときついかもしれません。鍛えて出直してきます。ちなみに1羽につき5分間なので、違う子を乗せてみたいという方は追加料金(3分コースと5分コース)で触れ合いができますよ。

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マッキー様降臨
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ふくろうの種類は違うけどハリー視点はこんな感じなのかな

 触れ合いを楽しんだ後、ゆっくりホットティーをいただきながらよくよく考えてみると、このカフェにいるふくろうたちはみな大人しく、とても人懐っこいことに気づかされます。筆者がふくろうなどの「猛禽(もうきん)類」に対して抱いていた、神経質で獰(どう)猛というイメージとは真逆です。それもそのはず、このカフェにいるふくろうたちはブリーダーであるオーナーが卵の状態から愛情をもって育て上げており、赤ちゃんのころからとても人に慣れているのです。どこからか仕入れてきたふくろうを店内に陳列しているコンセプトカフェが多い中、ブリーダー自らが開設しているカフェというのは全国的に見てもかなり珍しいケースなのだそうです。

 「この店にいる子たちは自分を人間だと思っている節がありますね。でも、犬猫みたいに自分からじゃれてくるタイプではなく、来るものは拒まず、人間がかまいたいときにかまえばいいので犬猫とは違った魅力がありますよ!」とうれしそうに話す店長さんの姿がふくろうたちへの深い愛情を物語ります。

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ユーラシアワシミミズクの雛とメンフクロウの雛。赤ちゃんですがとても人間に慣れています
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みなさん、触れ合いを楽しんでいました

 しかし、こうして触れ合っていると段々愛着がわいてきて「やっぱりウチでもふくろうを飼ってみたいなぁ」と心が動いてもおかしくはありません。私も今そんなテンションになっています。実はこのカフェ、猛禽類の繁殖・販売も行っています。オーナーさんが親身になって相談に乗ってくれますし、アフターフォロー万全です。これまでに3羽まとめて購入して帰った方もいらっしゃるとか。その気持ち、よく分かります。

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この寝顔、癒されないわけがない
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帰りたくなくなってきた

 そろそろ1時間。後ろ髪をひかれる思いでカフェを後にしようとしたところ、メンフクロウのココちゃんが出勤してきました。おなかがふっくら真っ白で本当にかわいらしい。うわー帰りたくねぇ……! また来ます!

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美人なココちゃん。また会いにくるからねっ

 ふくろうたちを思う存分なでなで、もふもふしつつ優雅にティータイムを楽しむことができる癒しの空間「ふくろうカフェ ふくろうの森」。店長さん、そしてオーナーのふくろうに対する愛情にあふれた温かいな雰囲気もまた魅力でした。たまには都会の喧騒(けんそう)を忘れ、まろやかな時間を過ごしてみては。会いに行けるアイドルふくろうたちがあなたを待っています。

  • 「ふくろうカフェ ふくろうの森」
  • 神奈川県平塚市宮の前8-3
  • 営業時間 昼12時〜午後7時

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