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被爆体験した女性の話をWeb漫画化「ヒロシマを生きた少女の話」 原爆の日に仮公開
原爆により1人の卒業生も出さずになくなった広島家政女学校に通っていた女性の体験を漫画化しています。
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8月6日は広島に原爆が落とされた日。昨年、祖母の被爆体験を描いたWeb漫画「原爆に遭った少女の話」を公開した作者が、新作「ヒロシマを生きた少女の話」を仮公開しました。まだ制作途中とのことですが、ラストまで読むことができます。
「ヒロシマを生きた少女の話」は、作者の祖母と同じ広島家政女学校(1943年4月開校〜1945年9月廃校)に入学した小西幸子さん(旧姓)の被爆体験を漫画にしたもの。証言集「電車を走らせた女学生たち―広島電鉄家政女学校の記録」がベースになっており、原文についても関係者の許可を得てサイトに公開しています。
漫画は全99ページ・10章の構成で、小西さんが広島家政女学校に入学(2期生)してから、原爆投下後までの日々が描かれています。完全版は被曝70年を迎える来年に公開されるようです。ちなみに、同校は戦争によって人手不足に陥った広島電鉄が、女性乗務員育成を目的に創設したものの、原爆により1人の卒業生も出さずになくなった“幻の女学校”です。
仮公開にあたって、作者のさすらいのカナブンさんは、「祖母の体験談『原爆に遭った少女の話』を制作した時は、自分の体験したことの無い事をさも語るのに罪悪感のようなものを感じ、結果登場人物に感情を乗せる事のない漫画になってしまいました。今回『もうすこし感情を近づけてもいいのでは? 折角漫画なんだし』と思い、そんな風に描いてみました」など、心境をブログでつづっています。
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