ぷりっぷりの桃がお酒のつまみに早変わり! 「桃モッツァレラ」が簡単すぎるのに最強だった:ねとめし
切った桃の上に、ちぎったモッツァレラチーズを載せるだけ。超簡単な「桃モッツァレラ」に挑戦してみた!
もうすぐ旬が終わる桃。他の果物より若干割高ではあっても、スーパーで見つけたら迷うことなく買っておくことをおすすめする。モッツァレラチーズも一緒に。なぜ桃とモッツァレラチーズ? と不思議がることなかれ。
というのも、先週から桃とモッツァレラチーズを使った「桃モッツァレラ」なる超簡単レシピがネット上で「ウマすぎる」と話題を集めているから。
Twitter上では「なにこの組み合わせ! ありえないと思ったけど気になり始めた……」とインパクトの強さからまだ踏み出せていない人もいるが、「意外なほどにおいしかった!」「ほんとにうまかった。おすすめ」「まじうま。2皿目おかわり」のような絶賛の声が大半。
適当に切った桃の上に、適当にちぎったモッツァレラチーズをのせて、数種類の調味料を回しかけるだけで完成するという。これはやってみたい!
そこで人気まとめ「Twitterで話題の桃モッツァレラがウマい!!」にも引用されていたブログ「ツレヅレハナコ blog ver.」のエントリ「2011年5月14日(水)桃とモッツアレラのサラダ」を参考に作ってみた。
工程は3つ! 切る、ちぎる、かける → 完成
用意する食材は、桃にモッツァレラチーズ、白ワインビネガー、レモン汁、オリーブオイル、塩、黒こしょう(粗挽き)、以上。
最初の4点は新規で調達する必要があるかもしれないが、NAVERまとめを見ると、中には白ワインビネガーとレモン汁を「バルサミコ酢」で代用している人もいるようだ。「ビネガー=酢」と考えると、自宅にある何らかの酢でもイケそう。
ここからは具体的な作り方を紹介するが、あえて「作り方」と表現するのは気が引けるほど、とにかく簡単にできることをあらかじめ強調しておきたい。
まず最初に桃を切る。食べやすいよう「一口大に切る」以外、とくに意識するポイントはなさそうだ。適当に切って皿に並べた桃の上に、モッツァレラチーズを手で適当な大きさにちぎり、まんべんなくのせていく。だんだんそれらしくなってきた。
続いてオリーブオイル、白ワインビネガー、レモン汁、塩を全体にまわしかける。桃とモッツァレラチーズの表面に出るテカリが食欲をそそる……。最後に黒こしょうをかけたら早くも完成だ!
良イタリアンバルで食べるサラダのよう!
実を言うと筆者は、桃を素材そのものを楽しむ形、つまり皮をむいた生の状態でしか食べた経験がない。味付けをしようと思ったこともない。
ましてやオリーブオイルをかけてイタリアン風にしたこともないし、酢をかけたこともない。塩こしょうをかけた桃なんて想像がつかない。いや、そもそもチーズと桃の組み合わせなんて、思いつきもしなかった!
一体どんな味わいに進化しているのか。ドキドキしながら最初のひと口目をいただく。なんと! これはアリだ……というか、普通にウマい。小粋なイタリアンバルで提供されるメニューと言っても過言ではない、洗練された味なのだ。
白ワインビネガーやレモン汁、塩などが、桃の甘みを中和する役目を果たしていることは明らか。加えてオリーブオイルが桃にこっくりとした深みを出している。
もっちりとしたクリーミーなモッツァレラチーズをあわせて口に含むと、酸味が効いてさっぱりした、フルーティーなサラダそのもの。見た目はデザートのような華やかさだが、実態はイタリアンサラダの一種のように感じられた。材料の組み合わせが最強なのだと思う。
家族にも好評で、昼食の一品として食卓に並べたところ、あっという間に消費されてしまった。きっとお酒を飲む人にとってもおいしい一品だろう。
材料さえそろえておけば、切る・ちぎる・かけるのわずか3工程で完成する超時短メニューでもある桃モッツァレラ。褒められること間違いなしのレシピだ。皆さんもレパートリーのひとつにしてみては?
(池田園子)
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