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千葉市でデング熱感染か? 港区、渋谷区、中野区の公園でも蚊のデングウイルス保有調査実施

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 厚生労働省は9月9日、代々木公園周辺新宿中央公園神宮外苑または外濠公園以外の場所でデング熱に感染したと考えられる患者が千葉市で発生したと報告した。

 患者の発症前の行動歴や蚊の刺咬歴などを、患者本人並びに患者が居住する社会福祉施設(千葉市稲毛区)関係者への聞き取りで分かった。現在、国立感染症研究所では検体を用いて詳細なウイルスの解析を行っている。

 千葉市では報告を受け、施設の入所者の健康調査や、施設周辺の蚊の調査等の対策を取っている。ほかにデング熱の症状を示した人は確認されていない。

 厚生労働省では蚊のデングウイルス保有調査の結果を順次発表していくとのこと。これは、デング熱の国内感染症例の報告が続き、患者の多くが感染したと推定される代々木公園において、ヒトスジシマカからデングウイルスが検出されたため。代々木公園が所在する渋谷区及び隣接する特別区の公園などについて蚊のウイルス保有調査を順次実施することになっていた。

 報告では、有栖川宮記念公園(港区)、みやしたこうえん(渋谷区)、杉山公園(中野区)での蚊のデングウイルス保有調査を行い、こちらの3公園についてはデングウイルスを保有する蚊は見つかっていない。

 屋外の蚊が多くいる場所で活動する際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してほしい。

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