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「あしたのジョー」などで知られるマンガ家・ちばてつやさんが、平成26年度の文化功労者に選ばれました。自身のブログ「ぐずてつ日記」で、選出についてファンや関係者への感謝の思いをつづっています。
ちばてつやさんは1939年に誕生し、1956年に単行本でデビューしてから「あしたのジョー」「ハリスの旋風」「おれは鉄兵」など数々の名作マンガを生み出してきました。2001年には文部科学大臣賞、2002年には紫綬褒章も受けています。
文化功労者制度は「文化の向上発達に関し特に功績顕著な者に年金を支給し、これを顕彰する」ために、1951年から文化庁が設けているもの。歴代の文化功労者は湯川秀樹さんや横山大観さんなど、2012年には宮崎駿監督も選ばれました。マンガ家としては横山隆一さん、水木しげるさんに続いて、ちばさんが3人目です。
ちばさんはブログで、記者会見時に57年間マンガを描き続けてきた右手を披露した写真を公開。マンガ人生を支えてきた右手にお礼をしつつ、「何よりも、マンガを愛し、読み続け、『文化』と言われるまで、応援し、育ててくれたフアンの皆さん達に、今は、心の底から、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝のメッセージを発信しています。
(黒木貴啓)
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