マンガ家・岡崎京子さん初の単独展覧会となる「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」が2015年1月24日〜3月31日に世田谷文学館(東京都・世田谷区)で開催される。このたび新たに展示内容や関連イベントの詳細が公開され、原画は300点以上あることや、単行本未収録の幻の作品を掲載した公式カタログの販売などが明らかになった。
展覧会では、岡崎さんのマンガの原画、学生時代のイラストやスケッチ、1980〜1990年代の作品掲載誌、映画版「ヘルタースケルター」といった関連資料を展示。これらを通して岡崎さんが見つめた時代とその行方を探ろうというコンセプトとなっている。
開催にあたって展覧会公式カタログの発売も決定した。主な掲載内容は、多数の原画に単行本未収録の幻の作品、多ジャンルの作家による岡崎京子トリビュート作品など。よしもとばななさんや小沢健二さんらによるエッセイ、桜沢エリカさん・安野モヨコさん・しまおまほさんによる鼎談といった、岡崎さんとゆかりある人物からの寄稿も収めている。デザインはブックデザイナーの祖父江慎さんと、祖父江さんが代表を務めるコズフィッシュが担当。公式カタログは約400ページで価格は2300円(税別)、会場および全国書店で販売される予定だ。
また会場・数量限定で、展覧会のオリジナルグッズも販売される。デザイン担当はカタログと同じく祖父江慎さんとコズフィッシュ。現時点のラインアップには、オリジナルポストカード9種類や「マスキングテープ“I wanna be your dog”」、「“ショコラ・エブリデイ”なチョコレート菓子」2種類(ブラウニー、ラスク)が挙がっている。
さらに会期中は関連イベントも開催。岡崎京子が愛する1960年代映画の代表作「ひなぎく」の上映会や、NHK・Eテレ番組「ニッポン戦後 サブカルチャー史」で講師も務めた作家・宮沢章夫さんによるレクチャー「ニッポン戦後サブカルチャー史 岡崎京子特論」など、さまざまなトークイベントやワークショップが用意されている。日時や参加人数を含む詳細は公式サイトで公開中。
(黒木貴啓)
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