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BPO、静岡放送の「約束に反して顔出し放送」に「放送倫理上問題あり」の見解
BPOは「肖像権侵害があったとは認められない」としつつも、約束に反したことには「放送倫理上問題がある」としている。
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放送倫理・番組向上機構(BPO)は1月16日、静岡放送(SBS)のローカルニュース番組に関して「約束に反して顔出しで放送された」との申し立てがあった件について、「放送倫理上問題あり」との見解を示した。
問題の番組は昨年6月に放送された。熱海市で民間業者が進めていた「散骨場」計画についての報道で、業者の社長が、顔を出さないという条件で記者会見に応じたにもかかわらず、顔出し映像が放送されたとして肖像権侵害を申し立てていた。
BPOは、「公共性のある事項に関し、公益目的をもって放送したものであるから、肖像権侵害があったとは認められない」としつつも、「合意に反して顔出し映像を放送したことについては、放送倫理上問題がある」としている。
BPOは「再発防止のため更なる社内体制の充実を要望する」としている。SBSは昨年申し立てを受けた際に「担当者の不注意・失念によるもの。業者社長にはお詫びの申し上げようもありません」と述べていた。
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