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西アフリカのシエラレオネから1月13日に帰国し、世田谷区に滞在していた70代女性が1月18日朝、発熱を訴え都内の医療機関に入院したことが分かりました。現在、エボラ出血熱への感染について確認するため、検体を国立感染症研究所へ搬送済み。
女性はエボラ流行国のシエラレオネに居住しており、1月13日に一時帰国。その後、検疫所で健康監視を行ってきましたが、18日朝に発熱を確認。本人の報告ではエボラ出血熱患者との接触はなかったとのことですが、念のため感染の有無について検査を行っている状態です。詳しい結果は19日未明に出る予定で、今のところインフルエンザの簡易検査では陽性反応が出ているとのこと。
エボラ出血熱は発症段階で初めて感染力を持ち、飛行機などで同乗していた人への感染リスクはきわめて低いとされています。世田谷区のサイトでは、これらを踏まえ「冷静な対応をお願いいたします」と呼びかけています。
日本国内でエボラ感染の疑いがもたれたのは今回で5人目。これまでの4人はいずれも検査の結果、陰性(感染なし)でした。
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男性は4日に帰国、まだ確定ではありませんが念のため検査を受けることになったとのこと。