森永乳業、牛乳やヨーグルトの価格改定 最大で8％値上げに

内容量を減らす商品も。

[ねとらぼ]

　 森永乳業は3月9日出荷分から牛乳、飲料、ヨーグルトなどの一部商品を順次値上げまたは容量変更すると発表した。

　「森永のおいしい無脂肪乳」「マウントレーニア カフェラッテ」「森永アロエヨーグルト」「リプトン イエローラベル」など35品を3.2〜8％値上げする。「森永マミー」「ビヒダスBB536 プレーンヨーグルト」「森永スキムミルク」など14品は内容量を3.6〜11.1％減らす。また「森永牛乳」など6品についてメーカー出荷価格を約2〜4％引き上げる。

値上げ対象品

内容量・メーカー出荷価格改定の対象品

　同社は改定の背景について、飼料価格の高騰などにより国内酪農経営が厳しい状態にある中で、国産乳製品を安定供給のため、原料となる各用途向け生乳取引の価格を引き上げることで生産者団体と合意したと説明している。乳原料やコーヒー豆、茶葉などの輸入価格、包装資材価格や物流費も上昇および高止まりが続き、こうしたコスト上昇を企業努力で吸収するには限界と述べている。