ブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」のニ次創作アカウント「ガチレズ大井bot」を巡ってちょっとした騒動が巻き起こっていました。
ガチレズ大井botとは、同ゲームの艦娘・大井のなりきりアカウント。近年はアニメやマンガの楽しみ方として、Twitterでユーザーが各キャラになりきる行為が定着しており、「艦これ」では2013年夏頃から人気になっています(関連記事)。
大井botはその中でも、「女の子(特に北上さん)への愛情」を過剰なまでに表現したことで注目を集め、艦これ二次創作における「大井=クレイジーサイコレズ」という印象を確立させたと称されるほど(参考:ピクシブ大百科)。
同ゲームには元々、大井が姉妹艦・北上を特別視してる設定がありましたが、昨秋のアップデートで“自重しないセリフ”が加わるなど、公式が二次創作を汲み取ったとみられる現象も起こっていました。
その延長線で今年1月から始まったアニメでは「大井→北上」の描写を強化。しかし、これがやや行き過ぎているとし、一部では「大井botが(悪)影響を与えた」という声が出現。アニメでの変化により、今までの「大井っち(愛称)」と区別する「アニメっち」という言葉も誕生したそうです。
こうした状況について、大井botは「自分の影響力など皆無に等しいと思っている」「私自身は、北上さん大好きな点以外は色々違うと感じてます」としながらも、「万が一私の影響が、本当にあったとするなら、そしてそれで不快に感じている方がたくさんいるとするなら、謝るしかありません。ごめんなさい」と謝罪。
2013年9月末から休まず続けていた更新を、2月9日に「色々なことが、より多くの方が好感を持てる方向に、進むといいわね(略)皆さんに幸あらんことを。運営さん、お疲れ様です」として一時中断してしまいます。
一連の流れにネットでは、「本当に影響を与えたのか」「そもそもアニメと大井botは似ていない」「責任は運営にある」と喧々諤々。それでも、12日夜になると、「よく考えてみたら敗戦以上に辛くて悲しい出来事なんてないんだし、あれと比べれば些細なことなんて、どうでもいいわね……」「私の自意識過剰と被害妄想が良くない」などと更新を再開。Twitterでは安堵の声が広がっています。ひとまず騒動は収束したようですが、公式と二次創作の関係について考えさせられる1件となっています。
ユーザーの反応
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