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気象庁、17日地震で震源位置訂正 津波予想当初より広く

2つの地震がほぼ同時に発生しており、予想が困難だったとのこと。今後対応策を検討するとしています。

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 気象庁は2月20日、2月17日午前8時6分に発生した三陸沖の地震に関して、あらためて震源位置を修正、また津波の予想への影響についてもコメントを発表しました。

 既報の通り、今回の地震では直前に別の小さな地震が近くで起きており(関連記事)、発表時点では2つの地震であると認識するのが困難だったとのこと。これを踏まえて後日、気象庁は震源位置を訂正しています(陸側に約100キロメートル移動)。


画像 当初の発表よりも震源位置が陸側に約100キロメートル近づきました

 さらに正しい震源から津波を予想した場合、当初の予報よりも津波注意報の対象区が広がり、また津波到達予想時刻も10分ほど早まることも発表されました。当日の予報で津波注意報が出されたのは岩手県のみでしたが、実際は北海道や青森県の一部沿岸も対象区域となるはずでした。


画像 左が当日出された津波注意報、右が実際の観測値に基づいたもの。黄色(津波注意報)の範囲が広がっていることが分かります

 今回の地震で観測された津波は最大でも0.2メートルと小さく、津波による大きな被害はありませんでしたが、気象庁では今後「このような事例への対応策について、早急に検討してまいります」とコメントしています。


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