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2015年の開発情報を大量ゲット!──艦これ提督的「ゲームマーケット2015大阪」索敵報告喜べ! 川内、 あの“夜戦”ゲームが復活するぞ(3/3 ページ)

新作登場はやや落ち着いたものの、2015年の出荷を目指して作業が進んでいるゲームタイトルの情報に接す。そこには海戦デザイナーとして伝説的なあの名前もあった。

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中南米で米中海軍が衝突する現代海戦の新作「4th FLEET」

 同人レーベルの「グループ乾坤一擲(けんこんいってき)」では、太平洋戦争における空母戦を題材にした「日本空母戦記」シリーズの従来作品を販売していた。新作情報としては、現在「真珠湾攻撃」を扱うシリーズ最新作をゲームマーケット2015春の出荷に向けて開発中だ。

 日本軍の圧勝となった戦いだけに、勝利条件でゲームバランスをとる一方で、史実の真珠湾攻撃で第2次攻撃を行った場合を想定した設定や、日本海軍の意図を察知した米国指導者が迎撃を決断した設定のシナリオを用意する予定だ。

 岡山のゲームショップ「BOARDWALK」のオンラインショップ「i-OGM」のブースでは、現代海戦を扱ったボードウォーゲームの新作「4th FLEET」を販売していた。4th FLEETは、かつて、Victry Gamesが出版していた現代海戦ボードウォーゲーム「Fleetシリーズ」をベースに、同人ゲームレーベル「Technical Term Game Company」がオリジナルの続編を発表しているシリーズの最新作だ。扱う海域は中南米で、ニカラグアに拠点(運河権利)を確保した中国海軍と米海軍の衝突を想定したシナリオも登場する。価格は税別で3000円。i-OGMの通販で購入可能だ。

同人ゲームレーベル「Technical Term Game Company」がオリジナルで拡張しているシリーズの最新作となる「4th FLEET」

 アークライトが開発を進めている戦術級陸戦ウォーゲーム「タンクコマンダーズ」は、ゲームデザイナーの山崎雅弘氏が自ら試遊卓に登場して体験戦の相手を務めていた。タンクコマンダーズは、「お父さんが小学生くらいの男の子と楽しく遊べるゲーム、なおかつ戦史好きの大人同士で対戦しても大いに盛り上がるゲーム」(山崎氏のブログ「琥珀色のノート」より)を重視してデザインしている、こちらもプレイしやすいウォーゲームとなる予定だ。

「タンクコマンダーズ」の試遊卓では、ゲームマーケット2014秋に続いて、デザイナーの山崎雅弘氏が自らインストを務めていた

 ゲームに登場する戦車のコマは、ミニチュアを使う予定で、試遊卓ではワールドタンクミュージアムシリーズを使っていたが、製品版では海洋堂が新規に制作するリニューアルバージョンを使用する予定だ。現在ゲームデザインはほぼ完成しており、新規ミニチュアが大量に登場する体制ができるのを待っている状況にあり、出荷開始は6月を見込んでいる。

ミニチュア戦車を駒に使うことを想定してヘックス(マス)サイズを大きくとっている。試遊卓ではワールドタンクミュージアムシリーズを使っていたが、製品版では、海洋堂がリニューアルする新ミニチュアを使用する予定だ

 ミニチュアゲームで使うレンジキットを制作する「フェアリー企画」ブースでは、1万2000分の1スケールのジオラマキットとして「横須賀海軍港」「呉海軍工廠(こうしょう)」「佐世保海軍工廠」を販売していた。

 それぞれの主要ドックを中心に当時のレイアウトを再現しており、雰囲気的に「あ、あれはあの戦艦と空母だ」と分かる艦船も別パーツで用意している。残念ながら通販は行っておらず委託販売もごく一部に限るため、入手はほぼイベント限定だが、ゲームマーケット出店の常連ゆえ、ゲームマーケット2015春で購入できる可能性は高い。

戦車をはじめとするレンジキットを扱うフェアリー企画は、ミニチュアボードゲーム「自衛隊対怪獣 1954年」を販売している

艦これ提督的には、1万2000分の1スケールの「横須賀海軍港」「呉海軍工廠」「佐世保海軍工廠」ジオラマキットだろう。税別価格はそれぞれ1200円。通販はしていないが、特定ショップ限定で委託販売を行っている

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