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オリコンが「チケット+CD」販売をランキングに合算しないと発表 理由に「チケットの付属品となっている実態」など

「じゃあ握手券は?」など、対象外にすべき音源についてあらゆる意見も上がっています。

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 CD・DVDの売り上げランキング「オリコンチャート」で知られるオリコン・リサーチが、音楽ランキングにおいてコンサートチケットとCDのセット販売の合算集計を取りやめると発表しました。適用は6月1日のデイリーランキング以降からとなります。


 コンサートチケットとCDのセット販売とは、特典としてCDが付いてくるコンサートチケットなど、どちらかを特典として販売する形態のこと。CDが特典という形であってもチケットが売れた分だけ同ランキングでの売上枚数として計上されるため、人気グループ「EXILE」が導入するなど、記録を伸ばす手法として近年目立っていました。

画像 EXILE TRIBEも2014年にシングルCD「THE REVOLUTION」が付いたツアーチケットを販売

 同社は同手法の合算集計をやめる理由について、(1)チケットとセット販売されるCDの価格が市販の通常盤CDの価格と大きく離れてきたため合算集計する合理性がなくなっている、(2)実態としてコンサートチケットの付属品となっている、の2点を挙げています。

 発表についてネットでは、「握手券や投票券の抱き合わせもこうすべき」「音源以外の要素を目的に買わせるようなもの全般がアウトにならなきゃ意味ないよな」など、合算集計の合理性を求めるなら音源以外を付属したCDすべてを対象外にするべき、という反応が数多く見られます。AKB48がよく封入している握手券など、「コンサートチケット」がどのような特典までを対象とするのか定義は明確にされていません(定義についてただいま同社に問い合わせ中)。

 オリコンは2月にも「ミュージックカード」の合算集計の中止を発表(関連記事)。「ミュージックカード」もEXILEが2012年のベスト盤から度々導入してきた、オリコンでの売上枚数を伸ばす1つの手段でした。EXILEグループの手法がことごとく取りやめとなる事態に、ネットでは「エグザイルに何か恨みでもあるのかよ」「EXILEが潰された」などオリコンの偏向的な措置を疑う声も上がっています。


黒木貴啓


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