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印象派のルーツとなる名画「印象、日の出」が21年ぶりに東京へやってくる……! 印象派の巨匠クロード・モネの作品を一挙に公開する「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 『印象、日の出』から『睡蓮』まで」が、9月19日〜12月13日に東京都美術館(東京・上野公園)で開催されます。
同展では、フランス・パリにある「マルモッタン・モネ美術館」所蔵の作品を展示。マルモッタン・モネ美術館はモネが86歳で亡くなるまで手元に残した自身のコレクションを収めており、モネ展はこの大半を公開することで、彼の10代から80代までの画風の変遷を鑑賞できるようになっています。
出展作品は約90点、うちおよそ7割がモネ自身の作品です。19世紀後半の芸術運動「印象派」の呼称の由来となった「印象、日の出」や「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」「雪の効果、日没」と、同館からめったに貸し出されない「ド・ベリオ・コレクション」3点を特別展示。またモネの代名詞とも言える晩年の連作「睡蓮」も公開します。ほかにモネが愛用していたメガネやパレットなど身の回りの品もあり、モネを別の角度から知るいい機会にもなりそうです。
左はクロード・モネ「劇作家フランソワ・ニコライ、通称クレルヴィユ」(1858年)、右は白内障手術後のモネの眼鏡。Musée Marmottan Monet, Paris (C)Bridgeman-Giraudon
同展は、東京都美術館における東京展の開催後、2015年12月22日〜2016年2月21日に福岡展(福岡市美術館/福岡)、3月1日〜5月8日に京都展(京都市美術館/京都)、6月4日〜8月21日に新潟展(新潟県立近代美術館/長岡)として巡回する予定。「印象、日の出」は東京展で9月19〜10月18日、「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」は東京展で10月20日〜12月13日のみの展示となります。
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