「近辺で行われているイベントはGoogle Inc.のプログラムのために撮影されています」「イベントエリアに入ることで、あなたはGoogleにあなたの肖像権や音声録音を与えることを不可避に許可していることになります」――Googleが京都で配布・掲出した文章が物議をかもしています。
Twitterに投稿されると、たちまち「なんだこれ」「何様だ」と話題に。同文には「永遠に肖像権や音声録音のライセンスを所有する権利」などをGoogleに許可するほか、「あなたは18歳以上であることをみとめることになります。もし18歳以下の場合、あなたはこの仕様に関して両親や保護者の許可をもらっているということをこの撮影場所に入ることで認めることになります」と“おどろおどろしい文言”があるため、ネットでビックリする人が続出しています。
一体なぜGoogleはこのような文章を公開したのか。その理由は、冒頭にある「近辺で行われているイベント」。これは位置情報ゲーム「Ingress」の公式イベント「SHONIN(証人)」のことで、京都各地ではスタッフによる写真撮影などが行われています。つまり、それに写りたくない人への注意喚起、トラブル防止を目的としているのですが、英語を強引に和訳したようなインパクトのある文面なため、問題になっているようです。
なお、昨冬東京で行われた「Darsana」でも似たような告知はあり、Niantic Labsの川島優志さんは個人アカウントで「当日撮影が入ります。映像に写りたくない方は自主的に撮影場所を避けていただくようお願い致します」などとコメントしていました。
同じ趣旨でも言い方の問題はあるかもしれません。加えて、そもそもこうした告知がプライバシーポリシーとして有効かどうかは議論の余地がありそうです。
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