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高い放射線量が測定された東京都豊島区の公園、土壌搬出後に線量値が低減

豊島区はこの件を受け、区内の公園や小中学校などで放射線量検査を実施することを決定した。

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 東京都豊島区は、「池袋本町電車の見える公園」(池袋本町4-41)の一部で、区の除染基準値を超える放射線量が検出された件について、線量値が低減したことを報告した。

 4月24日に除却に向けた事前調査を実施し、高い数値が測定された地点を中心に試掘(直径約30センチ、深さ約10センチ)したところ、その後地表の線量値が急速に低減したという。掘り出した土壌中に放射性物質が存在しているものとみて、土壌を密閉して園外に搬出した。

 搬出後、毎時480マイクロシーベルトを計測した地表部分が毎時0.06マイクロシーベルトになり、その他周辺部分の線量値も低減している。25日も念のため追加調査を行う。


放射線量の変化

 放射性物質はラジウムと想定しており、公益社団法人日本アイソトープ協会が詳細な分析を行っていく。

 豊島区長は、「この結果をもって、放射性物質が完全に除却されたと断定できる状況では未だありませんが、心配される事態は回避される見込みとなっております」とコメント。今回の件を重く受け止め、公園、小中学校、幼稚園、保育園など、日常的に子どもが利用する区内全施設で放射線量検査を実施することを決めたとしている。


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