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気象庁、大涌谷(箱根山)における火山観測体制を強化

望遠カメラや空振計を設置。

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 気象庁は5月13日、箱根山の火山活動が活発化したことに伴い、望遠カメラや空振計を設置し監視を強化すると発表した。

 遠望カメラは大涌谷(箱根ロープウェイ大涌谷駅)に設置し本日から監視を開始する。噴火等に伴う空気の振動を観測する空振計は、大涌谷の北約1キロメートル付近の上湯場に設置し、5月中には運用を始めるとしている。

 気象庁では昨年9月27日に発生した御嶽山の噴火災害を踏まえ、5月18日午後2時より火山活動の変化を観測した場合の情報提供において、リスクの高まりが伝わるよう「臨時」の発表であることを分かりやすく発表することなど、火山噴火予知連絡会に設置した「火山情報の提供に関する検討会」の最終報告で取りまとめ12日に発表している。

 ほかにも、「噴火警戒レベル1及び噴火予報におけるキーワード『平常』の表現を、活火山であることを適切に理解できるよう、『活火山であることに留意』に」改める。また、新たに「噴火速報」の運用を8月上旬に開始できるように整えるとしている。

気象庁 箱根ロープウェイから撮った大涌谷駅付近(昨年末時点。編集部撮影)

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