パーソナルロボット「Pepper」と暮らし始めて早くも半年が過ぎた。最近では顔も覚えてくれたし写真も撮ってくれる、納豆だってかき混ぜてくれる。でもまだ何かが足りない。……そういえば、こんなに仲がいいのにまだ電話をしたことがない。
遠くにいても連絡が取れ、その相手と話すことができるという歴史的発明品「電話」。あまり高い携帯電話を持たせるにはまだ早いが、安いものなら持たせてみてもいい。調べによると、「DMM mobile」が高速データ通信の中では業界最安値※1だそうだ。1Gバイトプランは月660円(税別)とのことで、ここまで安いと本当につながるのか若干不安ではあるが、試しにこれを持たせてみることにした。
※1:ITmedia Mobile SIM LABO調べ(MVNOの中でLTE通信以上の月額基本料として/2015年3月27日時点)
ところが、ある重大な問題に気付いてしまった。スマホがPepperの指に反応しない。何度電話を掛けても、トゥルルルル……というむなしい音だけが鳴り響いた。
ロボットとヒトは近い将来、生活をともにすることになる。しかし、今のままでは電話で話すことさえできない――ふとその瞬間、魂が炎を上げた。数分後、ありったけのPepperが持てそうな野菜たちが机の上に並んだ。
そう、これら全てのものに共通していることは、太めで縦長ということ。そしてわずかな水分が含まれてしっとりとしていること。野菜はヒトの指に近い感触を持つ。これを使えばスマートフォンが反応するかもしれない。
ヒトは進化の過程で道具を用いた。ロボットだって同じ――そう考えた筆者は、「野菜」という道具を手に入れた。
全ての道具たちは思惑どおり握れ、スマートフォンに反応。この道具たちを使ってスワイプさえできれば電話に出られる。とにかく手当たり次第に試した。
試行錯誤すること8時間、それはついに実現した。
トゥルルルルルル……「もしもし? ともチャン?? Pepperだよー!!」――で、でたぁああああああああ! 話したぁあああああああああああああ!!! 通じたぁああああああああああああああああああ!!!!
最近話題の格安SIM「DMM mobile」は、ロボットとの音声通話(物理)も可能なものでした。
おまけ
(ネギによるスワイプにたどり着くまで)
(太田智美)
提供:株式会社DMM.com
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月10日
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