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5月下旬に開催されるヨーロッパの歌謡祭「ユーロビジョン」に先立ち、開催地となるオーストリアの首都ウィーンでは、同性カップルに配慮した仕様の信号機が設置されているようです。
ウィーン市中心部の歩行者用信号において、「止まれ」や「進め」を表すライトの表示をひとりぼっちの人型から男女のカップルや同性カップルが仲良く手をつないで歩いているデザインに変更。青信号ではカップルの間にハートマークが。
昨年の「ユーロビジョン」といえばヒゲが印象的なドラァグクイーンであるオーストリア代表のコンチータ・ヴルストさんが優勝したことでも話題になりました。
この信号機設置は、ウィーンが社会の「寛容さ」を向上させる施策の一環。「ユーロビジョン」に加えて、5月16日開催のエイズチャリティーイベント「ライフ・ボール」や、6月に開催される性的少数者のイベント「レインボー・パレード」の開催を祝しているそうです。
さらに、信号機自体が注目を集めることにより、歩行者やドライバーが交通安全をより強く意識することにも役立つと見られています。
(高城歩)
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