壁ドンならぬ“海底ドン”! 甲殻類タカアシガニの「交尾前ガード」から逃げられる気がしない
東京ズーネットが公開したタカアシガニの繁殖行為の写真が、あらゆる「ドン」の中でも最上級に激しいものでした。
世間を騒がせた「壁ドン」も、甲殻類からするとヌルい行為だったのかもしれません。東京ズーネットがTwitterで、カニの一種・タカアシガニのとある繁殖行為“交尾前ガード”の写真を「海底ドン」と称して紹介したところ、3時間で約5000リツイートされるほど話題になりました。
タカアシガニは長い脚をもつ、日本近海の深海に生息する巨大なカニ。Twitterではオスがメスに対し、脚で包囲するかのように覆いかぶさる様子が写っています。この行為は「交尾前ガード」と呼ぶそうで、「タカアシガニは未成熟なメスをこうして確保し、交尾できるまで独り占めします」と東京ズーネットは解説。最終的にその光景を「海底ドン」と名づけていました。海底に脚をつけてメスの逃げ場を無くしている姿はその名に近しいです。
写真は葛西臨海水族園(東京都江戸川区)で撮影されたもの。東京ズーネット公式サイトでは同園のほかの海洋生物とともにさまざまな交尾前ガードの事例を紹介しています。交尾前ガードはエビやカニなど甲殻類によく見られる行動とのこと。脱皮直後しか限られていないメスとの交尾を確実に成功させるため、オスは脱皮前のメスの行き場を無くして確保するよう発達した説があるそうです。独占欲強すぎる……。
同サイトでは、サラサエビの仲間・カマロンデロカのオスが交尾前ガードしながら周りのオスを追い払う動画も公開中。東京ズーネットTwitter(@TokyoZooNet_PR)でも、交尾前ガードに関するあらゆる情報をツイートしています。
(黒木貴啓)
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