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110年前に作られたオルガンが演奏する「ボヘミアンラプソディー」が鳥肌モノのカッコよさ

オルガン先輩の匠の技!

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 110年前に作られたフェアグランドオルガンがクイーンの名曲「ボヘミアンラプソディー」を奏でたら……。まるでオーケストラの演奏のようなカッコよさだった!

 今回演奏してくれたオルガンさんは、81本の鍵盤と350本のパイプで構成され、ベルギーのアントワープのダンスホールで長年、人々にステキな音楽を提供してきたのだそうです。そして、新しくプログラミングされたQueenの「ボヘミアンラプソディー」を演奏した動画がこちら。



画像 今回演奏してくれたオルガン(所有者のサイトより)

 歴史の重さと確かな技術から生まれる荘厳な調べ。クイーンのメンバーやフレディ・マーキュリーが聴いたら、どんな風に感じるんだろう。

 ちなみに、フェアグランドオルガンとは、1890年以降のヨーロッパで、遊園地やサーカス、イベント会場や街頭などで盛んに演奏されていた楽器で、金管や細身のパイプなどに加え、ドラム、シンバル、打楽器、ハーモニカ、トライアングル、シロフォン、バンジョーなどが組み込まれている大型楽器。


画像 街角で演奏されているフェアグランドオルガン(Photo by Thijs Haenen

 その多くが「ブック」と呼ばれる穴の開いた厚紙を曲譜として使い、曲譜をセットし、ハンドルを回したり、空気や蒸気の力を使ったりして自動演奏します。現在では電気モーターが使われているものも多いとのこと。

 オランダやベルギーなどでは、今でもフェアグランドオルガンの製造や演奏が行われているんだそう。休日、ふと出かけた街角でこんなステキな音楽を聴けるなんて、そりゃ幸せだ!


(林美由紀)



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