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是枝監督「怒ってます。」 週刊誌記事に「怒りと落胆」のコメント

取材を断ったにもかかわらず、返信メールを無断で記事に引用されたとしています。

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 映画監督の是枝裕和さんが6月4日、週刊文春の記事について「怒ってます。」とするコメントを自身のWebサイトに掲載した。


「怒ってます。」 

 是枝監督のコメントは、同日発売の週刊文春に掲載された記事「是枝監督がカンヌ“くまモンパーティー”に怒った!」に関するもの。是枝監督がカンヌ国際映画祭に関連して開かれた日本文化PRのパーティーに出席しなかったことについての記事だった。

 監督のもとに同誌から取材依頼のメールが届き、断ったにもかかわらず、事前に連絡なく返信メールの一部を引用して記事が書かれたとしている。監督は返信メールの内容を公開し、「映画という文化への国の支援の方法について、きちんと取材を重ねられるのであれば、受ける」と伝えたにもかかわらず、返信メールの一部を記事に使われたことに「どうも真意は受け止めてもらえなかったようです」と落胆を表している。

 「少なくとも紙媒体では、メールの一部をこのような形で引用したいと思うのだが? という連絡が事前にあってしかるべきだと思うのだけど、違うかな? 最早、感覚はリツイートと同じなんでしょうか?」(是枝監督)

 週刊文春の記者にその旨をメールしたところ、「取材を申し込んだところ、こういう返事があった」としてその文面を紹介するのは取材活動の一環と考えているとの返事があったという。

 「記事は『もっと怒ったほうが良さそうです』とまとめられていますが、今、僕の中にある怒りと落胆は、パーティーに対するものではありません」(是枝監督)

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