advertisement
携帯電話番号の需要増に伴い「090」「080」「070」と対応してきた総務省は6月18日、3年後には070番号が不足(枯渇)する可能性があるとして、今後「060」などのさらなる拡大を検討する必要があると議論を始めた。
携帯電話は今年3月末時点の契約数が1億5000万件を突破し、年間800万件ほどの増加が続いている。1999年に携帯電話の番号を「090」、PHSを「070」に振り分け、ケタ数も10ケタから11ケタに増やし対応したが、利用者の増加に伴い、2002年に「080」を追加し、2014年にはPHSが利用していた「070」も開放していた。
今年3月末時点で、総務省が電気通信事業者に指定可能な「090」及び「080」はすべて指定済みであり、「070」についても今後指定可能な番号数が残り4420万番号となり、3年後の2018年には枯渇することが予想されていた。
有識者でつくる情報通信審議会が対策案を作り、年内にはその答申をまとめる。携帯番号の拡大のほかにも、M2M(Machine to Machine:人間を介在せずに機器同士がネットワークを介して通信を行い、それぞれの機器が作動するシステム)専用番号の導入など携帯電話番号の効率的な利用を検討する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 総務省、無線LANルータの不正利用について注意喚起 WEPなど古い暗号化方式をまだ利用している人は注意!
ちょうど同日、無線LANの「ただ乗り」で初の逮捕者が出たばかりでした。 - 総務省の「異能(Inno)vation」プログラム、2015年募集開始
評価の観点は「独創性」「自己追究性」「認識の明確性」「不屈の精神」。 - 総務省、ドローンによる映像撮影について注意喚起掲載
最悪の場合、軽犯罪法や個人情報保護法などに抵触するおそれがあるとのこと。 - 「ガラケー生産終了」報道にネットざわめく 「困る」「ひとつの時代が終わった」
ガラケーを使っている人からは「困る」という声が。 - NTTドコモとau、SIMロック解除の手続き案内 端末購入から6カ月は解除不可
総務省のガイドライン改正に合わせて、SIMロック解除の手続きを発表した。 - 警視庁「ネットバンキングウイルス無力化作戦」 不正送金ウイルス感染端末を特定
不正送金ウイルスに感染した端末の利用者にウイルスの駆除を依頼しています。 - 選挙権20歳→18歳に引き下げへ 「改正公職選挙法」全会一致で可決
70年ぶりの引き下げ!