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新国立競技場がカネゴンやルンバに変身 ハッシュタグ「新国立競技場クソコラグランプリ」Twitterで盛り上がる

競技用ヘルメットやビグザム、バトルドームなど、コンペ優秀賞デザインがいろんな雑コラに。

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 試算の1625億円から大きく膨らみ、2520億円の総工費がかかることが分かった新国立競技場。この完成予想図を使って皮肉じみたコラージュ画像を投稿するハッシュタグ「#新国立競技場クソコラグランプリ」がTwitterで盛り上がりを見せています。

画像 新国立競技場の完成予想図。これが……

 コラージュでは新国立競技場の丸く平べったい外観がさまざまなモチーフに変身。自動掃除機のルンバになぞらえ「新型ルンバ、今ならなんと! 2520億円!」と無謀なアオリ文句が付けられたり、お金を食べる怪獣・カネゴンの平べったい頭部とすり替えて「金をめっちゃ食う」と形容されたりと、高い総工費が風刺されています。

 また設計最大の特徴である、約370メートルのアーチを使った屋根(950億円相当)を活かしたコラージュもさまざま。その流線型のような形から自転車競技用のヘルメットやレーシングゲーム「F-ZERO」のマシンにすげ替えられているのですが、違和感が働きません。屋根の中央にぽっかり空いた穴も、そこから「リング」の貞子が出てきたり便座に例えられたり。国際デザインコンクールの最優秀賞のデザインがなんたる雑な扱いに。

 新国立競技場は、2012年に約1300億円の想定費用でデザインを日本スポーツ振興センターが公募。イラク出身の建築家であるザハ・ハディドさんが考えた今回のデザインに採用が決まりました。しかし総工費が3000億円以上かかることが判明したので、設計の規模を縮小し、昨年5月に試算1625億円となる修正案が公開。それでも資材の高騰や建設が大規模かつ難易度が高いことなどから、最終的に2520億円になると今年7月7日に発表されました。10月に着工、2019年5月には完成し、2020年東京五輪のパラリンピックメイン会場になるとされています。

画像 クソコラは続々増えています

黒木貴啓


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