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世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO」でまさかの珍プレー 勝利を確信した選手がガッツポーズ → まだ1R残っていたためボコボコにされ敗北

優勝者より有名になってむしろ良かったんじゃないか説まで浮上。

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 格闘ゲームの世界一決定戦である「EVO2015」でとんでもない珍プレーが飛び出し、世界中で話題となっています。

 「Guilty Gear Xrd SIGN」部門のウィナーズセミファイナルで対戦した「小川」選手と「ヲシゲ」選手。この試合では2ラウンド先取を1セットとし、2セット先取で勝利となるルールです。試合開始後、2セット目までは一進一退の攻防が続き、互いに1セットずつを取り合うという展開となりました。そしてピリピリした空気で迎える3セット目。先にラウンドを取りリーチをかけたのは小川選手、そしてもう後がないヲシゲ選手。2人の緊張感は頂点へ……という場面で事件は起こります。


問題の場面は8:20あたりから

 小川選手はあと1ラウンド取れば勝利。かたやヲシゲ選手は2ラウンドを連取しなければ勝利となりません。そんな状況で迎える2ラウンド目、互いにゆずらず一進一退の攻防が続きますが、最後に一瞬のスキを突き覚醒必殺技を決めたヲシゲ選手が2ラウンド目をもぎ取りました! これで両者があと1ラウンド取れば勝利という激アツな展開! ……なのですがなんとヲシゲ選手は自分が3セット目を取り勝利したと勘違いし、席を立って両手を広げ観客へアピールをし始めます。ま、まだ1ラウンド残ってますけど……?


画像 大技を決め……

画像 そのままラウンドを取ったヲシゲ選手。笑顔が眩しい

画像 席を立って観客にアピール(コロンビア)。やってる場合か!

 3ラウンド目が残っている事を忘れたヲシゲ選手を尻目に、すかさずダッシュで攻め込み大ダメージコンボを叩き込む小川選手。ボコボコにされるヲシゲ選手のキャラクター。3ラウンド目を放置していることに気づき焦りまくるヲシゲ選手。「ヲシゲNOOOOOOOOO!!!!」と絶叫する実況……。そんな混沌とした状況でしたが、試合は結局、最初の大ダメージコンボで完全に流れを掴んだ小川選手がパーフェクト勝ちを収めました。ヲシゲ選手が苦笑しながらうなだれている中、観客は大歓声と大爆笑の渦に巻き込まれます。これはもう笑うしかない。


画像 ボコボコにされるキャラクター

画像 がっくりするヲシゲ選手ですが……

画像 さすがにちょっと笑ってます

 全世界が注目するゲームイベントで驚異の珍プレーが生まれたことで、予想通りネット上では大騒ぎに。Twitterトレンドに「ヲシゲ」が入り、ニコニコ動画ではアップ後2日も経たないうちに30万再生を突破し、複数のMAD動画も次々アップロードされました。そしてこの騒動は海外メディアCNETでも報じられ、果てはスポーツニュース大手のESPNでも取り上げられるという世界を巻き込んだ大規模な祭りにまで発展しました。






 EVO2015の最終順位に関してはヲシゲ選手は3位、そしてこの試合で勝利した小川選手はなんとそのままの勢いで優勝。もしあそこで席を立たなければ……と想像してしまいますが、直後に状況を再現した上で行われた小川選手vsヲシゲ選手の1ラウンド先取マッチでは、結局小川さんが勝利したとの事。

 惜しくも(?)敗れたヲシゲ選手ですが、元々ゲームのやりこみ量も多かった小川選手の優勝には納得の様子。また、格闘ゲームユーザーからは優勝は逃したものの大きな話題を提供してくれたヲシゲ選手に感謝する声が多数あがっているようです。



イッコウ


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