新宿三井ビルディングといえば、東京新宿の高層ビル群の中にあるオフィスビル。今年竣工41年を迎えました。このビルは、食事ができるお店もあるような一見ごく普通のオフィスビルなのですが、毎年8月の末にとあるイベントが行われていることをご存じでしょうか? それは……「新宿三井ビルディング会社対抗のど自慢大会」。今年も8月26・27・28日に開催されます。
「新宿三井ビルディング会社対抗のど自慢大会」は、ビルの竣工とともにスタートし、今年で41回目を迎える伝統あるイベント。参加資格は新宿三井ビルに入居している企業のみです。イベントが開催される3日間のうち、2日間で予選を行い、勝ち抜いたチームが3日目の決勝に進むことができます。今年は各日40組、計80組が出場し、10組ずつ計20組が決勝に進めます。出場する団体数にも驚きますが、一般企業で働く方を対象にしたのど自慢大会で予選があるって、どんだけ本気なんですか……。
実はこのイベント、数年前からTwitterで盛り上がりを見せています。去年の決勝の様子をまとめたTogetterは閲覧数45000を超えています。出場者が一般人にもかかわらず歌がうまくて観客を飽きさせない演出が多く、関係者以外の観客も楽しんでいるため、Twitterの盛り上がりを見て実際に見に行きたいと思う人が多いようです。実際、今年の日程が決まった段階で「当日は打ち合わせにしてNR(ノーリターン=直帰のこと)にしたい」「私の代わりに行ってきて欲しい」とつぶやく方が。
なお、毎年予選・決勝ともゲストが出ます。今年の決勝(8月28日)はmisonoさんですが、予選2日目(8月27日)には、なんと2013年・2014年優勝の「そえりゅう」こと副島龍之介さんが登場。副島さん、入居テナント企業に勤める一会社員なんですが、ゲストってどういうことなの……。この事態に「(一会社員がゲストとして出ることが)イベントとして成熟している」「新しい世界をのぞき見た」などの声があがっています。
筆者は去年用事があって現地に行くことができず悔しい思いをしましたが、今年こそは現地でこのアツい空気を味わいたいと思います。
(あまにょん)
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