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2020年東京オリンピックのエンブレムを自主制作したグラフィックデザイナーの作品が、「かっこいい」「日本をイメージしやすい」と、Twitter上で好評を博しています。
縁起がよい末広がりの形状で、昔から応援の道具として使われている扇をモチーフにしたデザイン。回転した扇が桜の花びらに変化するアニメーションまで構想しています。
制作したのは、スペイン在住のデザイナー、かんかん(@vivakankan)さん。盗作疑惑が浮上している佐野研二郎氏が制作したエンブレムに対して「文句を言うだけなら誰でもできるので」、勉強も兼ねて自主制作したとしています。
昔から応援に使用されている、日本をイメージしやすい、開いたまま相手に手渡すと末広がりの形になるなどの理由から、扇を題材に採用。扇面を日の丸が集合したようなデザインにすることで、「多くの人によって支えられる日本」を表現しているんだとか。
Twitter上では、この作品を高く評価する声が多数、投稿されています。デザインの良さだけでなく、グッズ化しやすく、実際に応援に使えることも理由のようです。できの良さに、「公式に採用してほしい」という声も。
なお、かんかんさんは、シンプルなデザインの作品は他の作品に似てしまうことが多いため、佐野研二郎氏によるエムブレムを盗作したものだとは思っていないそう。同氏を批判する目的で制作したものではないとしています。
(マッハ・キショ松)
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