8月18日より新オフィスに移転したTwitter Japan。六本木1丁目から京橋駅に直結する東京スクエアガーデンオフィスへと拠点を移し、新たな環境でのスタートを切りました。そんなTwitter Japan新オフィスの取材をしてきたのでレポートします。
エレベーターを降りると、おなじみあの鳥がお出迎え。くちばしの方へ進むとエントランスがあります。
新オフィスのコンセプトは「ナチュラル」。「オーガニック」と「日本のテイスト」を意識して作られました。オフィス全体に多く木が使われていることからも、そのことがよく分かります。
受付を通ると、広々としたリビングのような待合室が。ゆったりとした空間で、ここで打ち合わせを済ませてしまうこともあるのだそうです。
オフィス全体は、めずらしい正方形の間取り。エントランスからぐるっと1周できる造りになっており、どんなに席が遠い人も朝は必ず受付から1周して席に着くようにしているのだそうです。社内コミュニケーションを図るため、ショートカット用のドアはできるだけ使用しないのだとか。
部屋には「Hototogisu」や「Kitsutsuki」など鳥の名前が付けられていて、それぞれの部屋にこだわりが。壁紙の多くは和紙が用いられており、部屋や空間によってTwitterの鳥をモチーフにした柄や和柄デザインといったオリジナルの和紙が貼られています。中には日本の伝統工芸「組子」を壁にあしらった部屋も……!
照明シェードもデザイン性のあるものが採用されていて、手で簡単に伸び縮みさせることができる折り紙状のおしゃれなシェードです。
そしてひときわ人目を引くのが、オフィス入口にある「#LOVE WHERE YOU WORK」というボード。実はこれ、ハンコで作られたもので、近くで見ると1つ1つ異なる名字を掘ったハンコが組み合わさり、朱肉付きのものとそうでないもので文字が書かれています。ちなみに、ここにある名字は社員とは関係ないとのことです。
オープンスペースの壁には、ツイートらしき文字がたくさん書いてあります。聞けば、日本で多くツイート/お気に入りされたツイートの一部を切り出して壁に貼り付けているのだとか。文字が四季を表す紅葉や雨に溶け込んでいて、なんともいえないTwitterらしい味を出しています。
こちらは、毎週月曜日に会社から支給されるケータリングランチをみんなで食べるカフェスペース。本当は毎日でもこういった取り組みをやりたいそうなのですが、Twitter Japanは営業職の人が多いため日中外出している人がほとんどという理由で現時点では週に1度の取り組みとなっているそうです。
このカフェスペースでは「なるべくゴミを出さないように」とTwitter Japanオリジナルのマグカップや食器が用意され、ペットボトルもゴミを減らすため2リットルのものが冷蔵庫に入っています。それをみんなでコップに移して飲むのがTwitter流。水もペットボトルではなく浄水器の水を使用します。Twitter社はエコにとても気を使う文化で、創業当初から「華やかよりも地に足がついた文化」なのだそうです。
行き詰まったときにはゲームを! Twitterにはゲーム好きが多く、ここではかなり白熱している社員を見られるそう。テレビゲームだけだと思いきや、ゲームセンターにあるような本格的な機械やTwitterオリジナルにカスタマイズされたプリクラ機もそろっています。あああああなんじゃこの空間……!
極力オープンな環境づくりに取り組んでいるため、執務室内のところどころにサクっと話せるオープンスペースが点在。このスペースも公園をイメージした造りになっていたり、場所によってテーマが違ったりと工夫されています。
Twiiterでは「できるだけみんなで情報を共有する」という理念のもと、ガラスをスモークガラスにすることでさえ抵抗があるそうです。一方で、クローズドな話ができるよう電話専用の個室スペース(Tweet Booth)も数カ所に用意されています。
他には、ヨガができる土足禁止のスペースや図書館のような静かな場所で作業をしたい人のためのスペース、好きな高さに調節できるスタンディング用机などが用意されていました。
そして社内にはところどころに、社員の写真やメッセージが書かれていました。
(太田智美)
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