NHKの連続テレビ小説「あさが来た」が9月28日から放送開始となり、さっそく話題になったのが主人公・今井あさとのちに夫となる白岡新次郎との年の差でした。
「あさが来た」では少女時代のあさを演じたのが鈴木梨央(10歳)だったのに対し、新次郎はそのまま玉木宏(35歳)が演じています。あさの初登場シーンが11歳、新次郎が22歳という設定ですが、親子といわれても納得できる組み合わせからネットでは「ロリコン」「まさに光源氏」「少女漫画みたい」と注目が集まりました。
あさのモデルとなったのは大阪を拠点に活動した起業家の広岡浅子で、実際に新次郎のモデルとなっている広岡信五郎とは8歳差だったようです。家同士の取り決めで幼い時から許嫁が決まっていることはよくある時代。ドラマのようなことも普通にあったことなのでしょう。
ネットでの話題に答えるようにチーフ演出の西谷真一は、公式サイトの「あさノート」で年の差について触れ、子どものあさとの見た目の年齢差を考えると新次郎も子役にするかどうかとスタッフの中でも意見が分かれたと明かしています。「でも、この時代では実際によくあることだし、何より玉木くんでないと一本の筋が通らない」と子役にするのを辞めたとつづっています。
ドラマでは「そういうもん」とされる女性の立場に疑問符を持つあさに対し、新次郎は優しく「やめたかったら嫁入りなんかやめたらよろし」と理解を示し、あさの心も視聴者の心もがっちりつかんでいきます。そして第1週最後の放送であさは成長。波瑠にバトンタッチしました。波瑠が24歳なので、玉木との年齢差は11歳差に。ドラマの設定は奇しくも2人の実年齢差と一緒になりました。
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