advertisement
紙の塗り絵に色を塗ると、3Dのキャラクターにも色が付いていく――ディズニーの研究部門Disney Researchがそんな技術を開発しました。
AR(拡張現実)アプリをインストールした端末で塗り絵を写すと、画面に塗り絵のキャラクターが3Dで現れます。色を塗っていくにつれて、キャラクターにもリアルタイムで同じように色が塗られていきます。
Disney Researchのデモ動画では、塗り絵を写したタブレットの画面に3Dのゾウが現れ、ゾウのズボンを青く塗ると3Dのゾウのズボンの色も青く塗られていく様子が見られます。
このアプリは2Dの塗り絵のテクスチャーをとらえて3Dキャラクターにリアルタイムで適用するプロセスや、紙のように変化する表面を追跡する手法などの技術によるもの。Disney Researchはこの技術についての論文を9月末にシンポジウム「IEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality」で発表しています。
Disney Researchは、塗り絵は子どもにとって創造的表現の機会となるけれど、デジタルデバイスの普及で子どもの塗り絵への関心は薄れているとし、ARは現実世界とデジタルに橋を架けることでこの状況に影響を与える可能性を秘めていると述べています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- まるでテレパシー! 触った人の耳にだけ音が伝わる「以心伝心」装置をディズニーが開発
「きこえますか……きこえますか……今……あなたの……耳に……直接……呼びかけています……」 - 空気を発射してゲームに“触感” Disneyが新技術「AIREAL」開発
ジェスチャー操作のゲームで「手応え」を感じられるようになる? - ドラえもんの塗り絵が動く、飛び出す グリコのおまけが、なんだこりゃすげーと大人気
ポッキーやビスコについている塗り絵にスマホアプリをかざすと……。 - ゲーム内のキャラを撫でたり、銃の反動を感じることができる“触感型コントローラー” 東大発ベンチャーが開発
その名も「UnlimitedHand(アンリミテッドハンド)」。腕に巻くだけで直感的にゲームを操作できます。 - 現代の五条大橋に弁慶と牛若丸が 今の風景に歴史的事件を発生させるアプリ「Time A Scene」で観光を倍楽しく
スマホをかざすだけで、目の前の桜田門に井伊直弼への襲撃事件が始まる! - ドローンとAR技術で召喚! 「進撃の巨人」のリアルサイズ超大型巨人を空から撮影してみた動画が圧巻のスケール
この巨人、踊るぞ!