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「アリさんマークの引越社」に業務改善を求めるネット署名 1万6000人を突破

労働組合のプレカリアートユニオンが署名運動を展開しています。

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 「アリさんマークの引越社」として事業展開する引越社関東が社員に不当な異動を命じたとして裁判になっている件で、労働組合の「プレカリアートユニオン」が命令の無効や業務改善などを求めた署名活動を、署名サイト「Change.org」で行っています

画像 署名ページ

 プレカリアートユニオンによると、引越社関東の“ブラックな労務管理(弁償金・残業代の未払いなど)”を改善しようと、社員のAさんが同労組に加入して団体交渉を行ったところ、会社はAさんをいわゆる「追い出し部屋」に異動。Aさんが今年7月に命令の無効などを求めて提訴すると、8月11日付で懲戒解雇にしました。その際、懲戒解雇したという通知をAさんの顔写真付きで「罪状」などと表現して社内に掲示したそうです。

 その後、Aさんが解雇無効の仮処分を東京地裁に申し立てると、会社は懲罰解雇を撤回。10月から復職(シュレッダー業務)したのですが、業務空間には「北朝鮮人は帰れ!」「過激派の流れを汲むような怖い人は去れ!」と書いた紙(Aさんの顔写真・氏名・年齢含む)が貼り付けられていたとのこと。

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アリさんマークの引越社「追い出し部屋」事件 社前抗議行動
画像 会社前抗議の様子

 これに対し、労組メンバーが会社前で抗議をすると、副社長らが登場。一連の厳しい対応がネット公開されると大きな話題になりました。プレカリアートユニオンは、今回のキャンペーンによりAさんを励まし、同社の労働環境を周知したいとしています。目標の賛同者数は2万5000人、7日19時時点で1万6000人以上集まっています。

署名ページ

 アリさんマークの引越社で『追い出し部屋』シュレッダー業務のAさんを救おう!指名手配犯じゃないぞ『罪状ペーパー』をはずせ!仕事中の荷物破損や車両事故の金銭損害を社員に背負わせる仕組みを撤廃してください!

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