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米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」が冥王星の周囲に青空が広がっていることを示すカラー写真を撮影しました。とても美しい光景です。
地球の青空は、大気中の窒素の微粒子が太陽光を散乱して発生しています。冥王星では大気中の“もや”が青い光を散乱させることにより、周囲に青空が広がっているとのこと。“もや”の主成分は、大気上層をうっすらと覆う窒素やメタンなどが太陽からの紫外線を浴びることで化学反応を起こした結果生じる高分子と考えられています。
また、「ニューホライズンズ」の観測データにより、冥王星の表面に氷が露出している小さな領域があることも明らかに。
「ニューホライズンズ」主任研究員のアラン・スターンさんは「カイパーベルト(海王星軌道の外にあり、小惑星や氷・ ちりなどが密集した領域)に青空があるだなんて、誰が予想できただろうか。素晴らしい」と語っています。
(高城歩)
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