最強将棋ソフトに挑む人類代表決定トーナメント「叡王戦」　本戦出場棋士16人の対局カードが決定

現役タイトルホルダーと将棋ソフトに完勝した実績のある棋士が1回戦でぶつかるという好カードも。

　最強のコンピュータ将棋ソフトと対局する人類代表棋士を決める棋戦「叡王戦」で、予選を勝ち抜いた16人の棋士による本戦トーナメント対局カードが決定しました。ニコニコ動画にPVも公開されています。

　予選は四段から九段までの段位別で行われ、16人の棋士が本戦トーナメントに進出。予選では棋界最高位のタイトル「竜王」を持つ糸谷哲郎八段が敗れるなど、厳しい戦いが繰り広げられました。

トーナメント表

　本戦出場者の中では唯一の現役タイトルホルダー（王将）となった郷田真隆九段は、過去の電王戦で将棋ソフト「YSS」に完勝した実績を持つ豊島将之七段と対局。同じく過去の電王戦での人間側勝者である阿部光瑠五段は、「永世名人」の資格を持つトップ棋士・森内俊之九段と対局します。その他、過去の電王戦で将棋ソフトに敗れた三浦弘行九段、塚田泰明九段（引き分け）、村山慈明七段といった「リベンジ組」をはじめ、各世代の実力棋士が登場。来年開催の電王戦に人間代表として出場する「叡王」の称号をかけて争います。