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「カラスと対話するドローン」の開発プロジェクトが始動しました。カラスをだまし、対話して誘導することで、農作物の被害や都市部での問題解決につながるとしています。開発は総合研究大学院大学学融合推進センターの塚原さんとシンガポール国立大学IDMIの末田さん。クラウドファンディングサイト「academist」で開発資金を募っています。
カラスと対話するドローンを作りたい!
塚原さんと末田さんは、録音したカラスの鳴き声をカラスの群れに向けて流す実験を行い、カラスを逃避させることに成功。カラス忌避装置の特許を取得しました。しかし、その装置は百発百中のものではなく、状況によってはまったく反応が得られないこともありました。そこで、より本物に近づけてカラスをだますために、「カラスと対話するドローン」を開発する同プロジェクトが始動しました。
プロジェクトでは「カラスと対話するドローン」開発の第一歩として、「カラス剥製のロボ化」と「ドローンのカラス化」を行います。「カラス剥製のロボ化」では剥製にスピーカーを搭載。また、実際のカラスが鳴く時の動きをする仕組みを施し、地上からカラスを誘導できるか試みます。「ドローンのカラス化」では、グライダー型のドローンにスピーカーを搭載。着色やカラスの羽を貼り付けるなどの装飾を施し、空中からカラスを誘導できるか試みます。
支援者は支援金額によって、「カラスの羽ペン(5000円、以下全て税別)」や「VRゴーグルでカラスと一緒に空中散歩!視聴権(オリジナル観察キット付き、1万円)」「カラス肉の燻製を食べる調査特別参加枠(5人分、3万円)」などのリターンを受け取れます。
(笹原新之介)
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